【卓球】多球練習をしよう ~たくさんボールを使っていろいろな技術を覚えよう~
卓球はいろいろなやり方で練習する事ができます。
その1つの練習方法として多球練習というものがあります。
たくさんボールを使うのでボールがたくさん無いとできない練習ですが、人数が多い場合や覚えたい技術などがある場合には効率良く練習することができます。
また、練習時間が少ない中で強くなりたいと思っている選手にも有効な練習方法と言えます。
今回は多球練習について解説していきたいと思います。
人数が多い場合の練習方法で困っている方、多球練習について困っている方はこの記事を参考にしていただき多球練習について大事な事を理解して効率よく練習していきましょう
では、さっそく多球練習について解説していきますが、多球練習のメリットはどういったところなのでしょうか
・フォームを身につける事ができる
・練習したい技術を集中して練習ができる
・パターン練習ができる
といったところでしょうか
順番に説明していきます。
・フォームを身につける事ができる
卓球を始めたばかりの方はまず打ち方をある程度固める必要があります。その際にラリー練習ではなかなか続かなかったりで身につくまでに時間がかかってしまいます。
この多球練習ではミスしてもどんどんボールが来るのでたくさん打つ事ができます。たくさん打てるのでどんな打ち方で打ちたいのか、どんな打ち方をしているのかなど重点的に練習することができます。
卓球を始めたばかりの方は是非この多球練習でフォームを身につけましょう!
・練習したい技術を集中して練習ができる
例えばフォアのドライブを集中して練習したいといってもラリー練習では相手がミスしてしまったら打つ事ができません。
多球練習ではその技術だけを集中して練習することができます。
卓球を始めたばかりではない全国大会に出場するような選手も多球練習をしますが、こういった目的で練習することが多いです。
・パターン練習ができる
試合で点数を取られてしまうパターンがあるとします。例えば、フォアで打った後にフォアに来ると思ったのにバックに来て取れなかったなどです。
でも普段の練習ではそれが返ってこない!といった時にはやはり多球練習を取り入れる事が大切です。
点が取れるパターンでもそうです。このパターンが得意でよく点数が取れている。もっとこのパターンを完璧にしたい!といった時にも多球練習は有効です。
また、自分が強く打って次のボールもしっかり打ちたい時に、1球練習だと自分が強く打ったボールが入らないと次の展開に繋がりませんし、それが入ったとしても相手がミスしてしまっては次の展開になりません。
やはり多球練習の最大のメリットは
自分がミスしてもどんどんボールが来るところ
自分がどんなボールを打ってもボールが来るところ
だと思います。
このメリットを生かし効率の良い練習ができる多球練習を取り入れていきましょう!
ただ、この良いメリットがある多球練習ですが、気をつけないといけない部分があります。
それは
・球出しが必要
・実際に来るボールとかけ離れてしまう可能性がある
・自分がミスしてもどんどんボールが来るがミスを放っておかない
といったことです。
順番に説明していきます。
・球出しが必要
多球練習には球出しが必要で、その球を出してくれる人がある程度球出しがうまくないと練習がスムーズにいかない場合があります。
この練習をしたいのに球出しの人はその通りに球を出せないのではしたい練習ができません。
コーチが球を出してくれるのなら全然問題ないかもしれませんが、選手同士が球出しをする場面があると思います。
球出しも練習が必要です。練習をすれば誰でもできるようになります。最初はうまくできないかもしれませんが、自分の為に、練習者のために多球練習の球出しもレベルアップしていきましょう!
・実際にくるボールとかけ離れてしまう可能性がある
例えば、スマッシュを打った後速く返って来たボールを打ちたいのに、返ってきたボールが遅かったり、フォアの2点練習をしていてる時に試合では来ないような速いタイミングでボールがきたりなど、、
もちろん戻りを速くするために普段来ないようなボールを出してもらってそれをなんとか返す練習はあると思います。それは目的があってのことで、練習者が望んでいない試合で来ないようなボールがきても練習にはなりません。
球出しの人は自分の出しているボールは実際のボールに近いかどうか意識する必要があると思いますし、練習者は「もっとこういったボールを出して下さい」とお願いすることも大切です。
・自分がミスしてもどんどんボールが来るがミスは放っておかない
多球練習の最大のメリットはどんどんボールが来ることです。
どんどんボールが来るからといって自分がミスしても良いかといえば全然そんなことはありません。
ミスしてしまっているボールはなんとか入れるように工夫していきましょう。
こんな練習方法もあるよ
球出しの横にブロックする人をつけて、ラリー練習ができるようにします。ミスしたらまた球を出すといったように効率の良いラリー練習といった感じです。
4人で多球練習をする際に球拾いが2人だと球拾いの時間がもったいないことがあります。よほど広い場所でない限り球広いは1人でできることが多いです。
さすがに、4人が台について練習するのは多すぎるので シングルスの練習をする場合は台につくのは3人が最大になると思います。
多球練習で大切なこと
多球練習は練習者と球出しが分かれます。球出しの人が「自分の為にならないわ」と
なんとなくやっていては練習者は上手になりません。
球出しの人は練習している人に対して
強くなってほしい、上手になってほしい
と気持ちを込めて球出しをして欲しいと思います。
まとめ
今回は多球練習について解説していきました。
多球練習の最大のメリットはボールがどんどんとくるところです。こういったパターンで試合をしたい、このパターンを極めるんだという人には最適です。
また、人数が多い場合や徹底して練習したい技術がある場合も効率良く練習ができる多球練習がおすすめです。
そして多球練習で大切な事として球出しの人が練習者に強くなってほしいと気持ちを込めて球を出しているか!これも大事なことだと思うので是非意識してみて下さい。
多球練習で更にレベルアップしていきましょう!!