【卓球】フットワーク練習 ~レベルアップ編~
フットワーク練習は試合で勝つためには欠かせない練習メニューの1つです。卓球は動いてから打つ、動きながら打つことが複雑に組み合わさっているスポーツです。
その様々な動きは練習していくしかありません。基本的な動きのフットワーク練習のメニューはこの記事で書きました。
是非確認してみて下さい。
基本的なフットワーク練習を継続して練習することは大切なことです。しかし、すでにできることをずっと続けていてもそれ以上はレベルアップに繋がりません。
少しずつレベルを上げていく、より実戦に近づけていくように練習していく必要があります。
今回はフットワーク練習のレベルアップ編ということでより基本のフットワーク練習よりも少しレベルを上げた内容や実戦に近くなるような練習メニューを紹介していきます。
フットワーク練習でもっとレベルアップしたい方、実戦に近いフットワーク練習をしたいと思っている方はこの記事を参考にして試合で勝てるフットワークを身につけましょう!
この記事を大きなポイント
・基本のフットワークをレベルアップ
・下回転・短いボールを入れたフットワーク練習メニュー
まず
・基本のフットワークをレベルアップ
から説明していきたいと思います。
では、基本のフットワーク練習の他にどんなフットワーク練習のメニューがあるでしょうか?
①バック→フォア(ミドル)→バック→フォア(サイド)
②ミドル→フォア→ミドル→バック
③フォア反面ランダム(バック反面ランダム)
④ミドルどっちかミドルどっちか
1つずつ説明していきます。
①バック→フォア(ミドル)→バック→フォア(サイド)
この練習はバックフォアの切り返しと動く距離が変わるボールを打つ練習です。特に自分とボールの距離間によって動く幅を変えることはフットワークをする上でとても大切なことです。
足の動かし方、バックフォアの切り返しのスムーズさが練習のポイントです。
②ミドル→フォア→ミドル→バック
①の練習と似ているかもしれませんが、この練習のポイントはミドルのボールをフォアかバックどっちでも打てるというところです。
体勢を考えてフォアで打てないと判断したら、ミドルはバックで打っても良いですし、フォアで打つと決めたらしっかり動いてフォアで打っても良いです。
また、大きく動くフットワークではないので細かく速く動けるように意識して練習してみましょう!
③フォア反面ランダム(バック反面ランダム)
規則正しい動きで打てるようになったら不規則なランダム練習をしていくことをおすすめします。
試合では規則正しいボールは来ません。とっさに判断して打たないといけない場面ばかりです。最初から全面ランダムにするととても難しいので、反面ランダムからスタートして3分の2、全面など少しずつレベルを上げていっても良いと思います。
④ミドルどっちかミドルどっちか
ランダムの次はどっちに来るか判断して打つという練習です。どっちに来るか分からないのでバックで構えすぎるとフォアが打てなくなりますし、逆もありえます。
相手が打った時にどっちに来るのかを判断する能力とボールが来てからの動きを素早くすることが必要となります。
また、練習する人が練習になるのはもちろんですが、ブロックしたりボールを送ってあげる側もミドルどっちかという風に相手を動かしていく戦術を使えるようになると思います。
①~④のフットワークの中で時々間違えてもらってそれに反応して打つという事も大切なので積極的に取り入れていきましょう。
・下回転・短いボールを入れたフットワーク練習メニュー
卓球はもちろん上回転だけではありません。下回転を打った後の展開、短いボールを打ってからの展開があります。
では下回転・短いボールを入れたフットワーク練習はどんなメニューがあるでしょうか?
①長い下回転をドライブ→フォアハンド(バックハンド)
②短い下回転をツッツキ又はストップ→下回転をドライブ→フォアハンド(バックハンド)
③短いボールをフリック→フォアハンド(バックハンド)
④短いボールをツッツキ→ブロック
順番に説明していきます。
①長い下回転をドライブ→フォアハンド(バックハンド)
まず長い下回転を出してもらいドライブを打ちます。フォアハンドでもバックハンドどちらでもかまいません。
ドライブを打てば相手がカットマンや粒高ラバーで無い限り上回転で返ってきます。それをフォアハンドまたはバックハンドで攻撃します。
ドライブを打った後の攻撃はスマッシュでもドライブでもどちらでも良いですが、まずはどちらかをしっかりと練習していきましょう。
下回転をドライブして返ってきたボールを攻撃するパターンは基本と言って良いほど大切です。このパターンは完璧にしておきましょう!
②短い下回転をツッツキ又はストップ→下回転をドライブ→フォアハンド(バックハンド)
相手が短い下回転を出してきた場合こちらは強打することができません。まず、ツッツキか自分の打ったボールが相手の台の中で2バウンドする「ストップ」という技術を使います。
その後返ってきたボールを①の練習のようにドライブ→攻撃という形に繋げていきます
このパターンもよくあります。試合でできるように繰り返し練習していくことが大切です。
③短いボールをフリック→フォアハンド(バックハンド)
相手のボールが短く来た時に下回転など回転がかかっている場合はツッツキやストップなどで返す事が必要になりますが、少し高かったり、回転がかかっていない場合は自分から攻めることも大切です。
「フリック」は相手の短いボールに対してこちらが上回転で返す技術です。台の中で小さなフォアハンド(又はバックハンド)を打つイメージです。
この「フリック」でボールを上回転にしたら、カットマンで無い限り上回転または無回転で飛んできます。
それを待って次の攻撃に繋げていきます。
④短いボールをツッツキ→ブロック
短いボールを長く返したら相手が打ってくるパターンもあります。相手が打ってきた場合はまず「ブロック」を使って返しましょう。
基本的に自分が打てないボールはしっかりと繋ぐことが大切です。
特に相手の速いボールに対して自分も速く打つのはとても難しいですし、入る確率が低いです。まず、「ブロック」がしっかりとできるようになればその後に自分が打てるパターンもできてくるのでまず、ツッツキ→ブロックというパターンをマスターしましょう!
まとめ
今回は
・基本のフットワークをレベルアップ
・下回転・短いボールを入れたフットワーク練習メニュー
について説明していきました。
より実戦的なフットワークを紹介しました。ボールと体の位置を確認するという意味で規則正しいフットワークを練習することも大切です。規則正しいフットワークをした後にランダムのフットワークをしていくと良いでしょう!
また、フットワークの練習は1球練習だけでなく、多球練習でも練習していくと良いでしょう。
よりレベルの高いフットワーク練習を行って試合で勝てるように頑張りましょう!