【周辺視野】を鍛える「お手玉」 卓球に役立つトレーニングシリーズ
今回は周辺視野を鍛えるトレーニングの1つ
「お手玉」
について解説をしていきたいと思います。
ではまず周辺視野とは何なのかというところから説明していきたいと思います。
周辺視野とは
*写真はとても極端です
視野には中心視野と周辺視野があります。
中心視界とは視界の中ではっきりと見えている場所の事を言います。
周辺視野とは視界の中ではっきりと見えていない場所のことでぼや~~と見えているところです。
周辺視野は物の詳細を見る事はできないのですが、はっきりと見えていない中でもなんらかの情報をもらっています。
なぜ周辺視野を鍛えると良いのか?
卓球に限らずスポーツをする人にとって周辺視野というのはとても大切です。日常生活でも周辺視野を使っている場面が多くあります。
例えば、車に乗っている人の場合だと目的地がこの辺にあるかなーーと左右を見渡していていた際に信号待ちで止まっていた前の車にぶつかってしまったり、「とまれ」の標識を見落としていて自転車やバイクとぶつかってしまったなどが挙げられると思います
卓球ではどういったことがあるかというと、相手が打った瞬間に自分が打つ構えであったりどういったボールがどこに飛んでくるのかなどを判断しなければなりません。
相手が打った瞬間をじっくり見ていては自分が動き出すのが遅れてしまいます。
ある程度、相手が打つ前の動きであったり構えで判断しないと間に合わないケースもあります。
自分が打ったボールがネットの上を通過した瞬間から次のボールをある程度予測しておく必要があるでしょう。
自分の打ったボールが入るかなーー?と入るまで見ていては相手が打ったボールに対応することはかなり難しいと言えます。
そういった1つの物だけをじっくりしっかりと見る事ができないのが卓球の難しさの1つであるといえます。
卓球は視界に入った多くの情報をある程度正確に読み取り判断をしなければ強くはなりません。
このように周辺視野が狭かったり、ぼや~~と見えている物が判断できないと卓球では不利になると言えるので周辺視野を鍛える必要があるということです。
この周辺視野を鍛える方法はいくつかあると思いますが、今回はその1つ「お手玉」について解説していきます。
なぜ「お手玉」が周辺視野を鍛えるのに良いのか?
「お手玉」が周辺視野に良い理由は
ボールをキャッチして投げ上げる瞬間は周辺視野で行う
からです
投げ上げたボールの頂点とキャッチして投げ上げる瞬間の手元は周辺視野になります。
なので「お手玉」をする際の中心視野はボールの頂点と手元の間くらいとなります。全体をぼや~~とみるようにしてやってみましょう。
投げ上げたボールが落ちてくる場所に手を出さないと行けないと思うのですが、落ちてくるボールを周辺視野を使って予測することが必要です。
周辺視野を使ってボールを予測したりするところが卓球に役立つところと言えるでしょう。
では次にお手玉のやり方について紹介していきたいと思います。
お手玉のやり方
ではお手玉のやり方を説明していきます。
まずはボールを3つ用意しましょう。卓球のブログですので今回はピン球で行います。
ステップ1
まず2個持っている手から1個しか持っていない方へ投げてキャッチします
これはある程度簡単にできるのではないでしょうか?
ステップ2
次にステップ1で投げたボールをキャッチする前に投げた手と反対の手のボールを投げてキャッチします。
ここが難しくなかなかできないところではないでしょうか。
ステップ3
ステップ2で投げたボールをキャッチする前にまた投げた手と反対の手のボールを投げます。
3個のボールを使ったお手玉はこれの繰り返しになります。
ただ、いきなりステップ3を頑張ってやってお手玉ができるようになろうとしてもなかなかうまくはできないと思うのでステップ1から丁寧にやっていくことをおすすめします。
まずは1回、3回、5回と積み重ねていき30回できるように頑張って見て下さい
お手玉(片手2球編)
次に2球を使って片手でお手玉をやってみましょう
この片手お手玉のポイントは
・ボールを上げる時になるべる真上へ
・ボールをキャッチしたらすぐに上げる
・リズムよく
です。
両手のお手玉と片手のお手玉両方ともできるように頑張りましょう。
お手玉レベルアップ編
順番に説明していきます。
①ボールを上げる高さを変えてみよう
低くやってみたり高くやってみたりとボールを上げる高さをいろいろと工夫できそうです。
②ボールを上げるテンポを変えてみよう
ボールの高さを変えるとテンポも変わりますが、例えば、ボールをキャッチした後にすぐにボールを投げるとかボールが手元にくるギリギリまでボールを持っていて投げるといったことも工夫できそうです。
③上げるボールの種類を変えてみよう
ピン球の他にテニスボールだったりソフトボールだったりペットボトルだったりと上げるボールの種類を変えることもできます。
④体勢を変えてお手玉してみよう
同じ姿勢だけでなくお手玉をしながら「歩く」や「しゃがむ」など姿勢を変えるとまた一段と難しくなります。
まとめ
今回は周辺視野を鍛えるトレーニングの1つ
「お手玉」
について解説していきました。
「お手玉」の練習には3STEPありました。
1つずつSTEPをクリアしていけば必ずできるようになります。
楽しくお手玉を練習していきましょう!!
また、
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