【周辺視野】を鍛える「お手玉」 卓球に役立つトレーニングシリーズ
今回は周辺視野を鍛えるトレーニングの1つ
「お手玉」
について解説をしていきたいと思います。
ではまず周辺視野とは何なのかというところから説明していきたいと思います。
周辺視野とは
*写真はとても極端です
視野には中心視野と周辺視野があります。
中心視界とは視界の中ではっきりと見えている場所の事を言います。
周辺視野とは視界の中ではっきりと見えていない場所のことでぼや~~と見えているところです。
周辺視野は物の詳細を見る事はできないのですが、はっきりと見えていない中でもなんらかの情報をもらっています。
なぜ周辺視野を鍛えると良いのか?
卓球に限らずスポーツをする人にとって周辺視野というのはとても大切です。日常生活でも周辺視野を使っている場面が多くあります。
例えば、車に乗っている人の場合だと目的地がこの辺にあるかなーーと左右を見渡していていた際に信号待ちで止まっていた前の車にぶつかってしまったり、「とまれ」の標識を見落としていて自転車やバイクとぶつかってしまったなどが挙げられると思います
卓球ではどういったことがあるかというと、相手が打った瞬間に自分が打つ構えであったりどういったボールがどこに飛んでくるのかなどを判断しなければなりません。
相手が打った瞬間をじっくり見ていては自分が動き出すのが遅れてしまいます。
ある程度、相手が打つ前の動きであったり構えで判断しないと間に合わないケースもあります。
自分が打ったボールがネットの上を通過した瞬間から次のボールをある程度予測しておく必要があるでしょう。
自分の打ったボールが入るかなーー?と入るまで見ていては相手が打ったボールに対応することはかなり難しいと言えます。
そういった1つの物だけをじっくりしっかりと見る事ができないのが卓球の難しさの1つであるといえます。
卓球は視界に入った多くの情報をある程度正確に読み取り判断をしなければ強くはなりません。
このように周辺視野が狭かったり、ぼや~~と見えている物が判断できないと卓球では不利になると言えるので周辺視野を鍛える必要があるということです。
この周辺視野を鍛える方法はいくつかあると思いますが、今回はその1つ「お手玉」について解説していきます。
なぜ「お手玉」が周辺視野を鍛えるのに良いのか?
「お手玉」が周辺視野に良い理由は
ボールをキャッチして投げ上げる瞬間は周辺視野で行う
からです
投げ上げたボールの頂点とキャッチして投げ上げる瞬間の手元は周辺視野になります。
なので「お手玉」をする際の中心視野はボールの頂点と手元の間くらいとなります。全体をぼや~~とみるようにしてやってみましょう。
投げ上げたボールが落ちてくる場所に手を出さないと行けないと思うのですが、落ちてくるボールを周辺視野を使って予測することが必要です。
周辺視野を使ってボールを予測したりするところが卓球に役立つところと言えるでしょう。
では次にお手玉のやり方について紹介していきたいと思います。
お手玉のやり方
ではお手玉のやり方を説明していきます。
まずはボールを3つ用意しましょう。卓球のブログですので今回はピン球で行います。
ステップ1
まず2個持っている手から1個しか持っていない方へ投げてキャッチします
これはある程度簡単にできるのではないでしょうか?
ステップ2
次にステップ1で投げたボールをキャッチする前に投げた手と反対の手のボールを投げてキャッチします。
ここが難しくなかなかできないところではないでしょうか。
ステップ3
ステップ2で投げたボールをキャッチする前にまた投げた手と反対の手のボールを投げます。
3個のボールを使ったお手玉はこれの繰り返しになります。
ただ、いきなりステップ3を頑張ってやってお手玉ができるようになろうとしてもなかなかうまくはできないと思うのでステップ1から丁寧にやっていくことをおすすめします。
まずは1回、3回、5回と積み重ねていき30回できるように頑張って見て下さい
お手玉(片手2球編)
次に2球を使って片手でお手玉をやってみましょう
この片手お手玉のポイントは
・ボールを上げる時になるべる真上へ
・ボールをキャッチしたらすぐに上げる
・リズムよく
です。
両手のお手玉と片手のお手玉両方ともできるように頑張りましょう。
お手玉レベルアップ編
順番に説明していきます。
①ボールを上げる高さを変えてみよう
低くやってみたり高くやってみたりとボールを上げる高さをいろいろと工夫できそうです。
②ボールを上げるテンポを変えてみよう
ボールの高さを変えるとテンポも変わりますが、例えば、ボールをキャッチした後にすぐにボールを投げるとかボールが手元にくるギリギリまでボールを持っていて投げるといったことも工夫できそうです。
③上げるボールの種類を変えてみよう
ピン球の他にテニスボールだったりソフトボールだったりペットボトルだったりと上げるボールの種類を変えることもできます。
④体勢を変えてお手玉してみよう
同じ姿勢だけでなくお手玉をしながら「歩く」や「しゃがむ」など姿勢を変えるとまた一段と難しくなります。
まとめ
今回は周辺視野を鍛えるトレーニングの1つ
「お手玉」
について解説していきました。
「お手玉」の練習には3STEPありました。
1つずつSTEPをクリアしていけば必ずできるようになります。
楽しくお手玉を練習していきましょう!!
また、
・卓球をこれから始める
・卓球を教えてくれる人が周りにいない
・部活動の顧問になったが競技歴がなく指導できない
という方に向けて何か解決できればと常に考えております
↓もし興味がある方はこちらまで↓
【卓球】粒高を使ってみよう ~異質ラバーを使いこなそう~
卓球のラバーにはいろんな種類があります。
例えば、
・裏ソフトラバー
・表ソフトラバー
・粒高ラバー
・アンチラバー
があります。
今回は
・粒高ラバー
について解説していきたいと思います。
粒高ラバーの特徴としては、相手がドライブ(上回転)をしてきたボールを粒高ラバーでブロックすると下回転になります。
逆もそうで、相手がツッツキ(下回転)してきたボールを粒高で返すと上回転になります。
自分から打つとナックルになり相手にとってはとても取りにくいボールがでます。粒高ラバーの弱点としてはスピードが出ないことです。
回転を読まれ、ボールのスピードにも慣れられると粒高ラバーは弱いので裏ソフトなどと組み合わせて相手にマトを絞らせない事が大切です。
粒高ラバーを使ってみたい方、粒高ラバーを使っていて扱いに困っている方はこの記事を参考にしていただき粒高ラバーを使いこなしましょう!
粒高ラバーについて
・粒高ラバーの種類
・打ち方
・練習メニュー
順番に説明していきます。
粒高ラバーの種類
粒高ラバーには粒の高さ・粒の直径・形状などさまざまな種類があります。
例えば、
TSP(メーカー名)のCURL(カール)という名前のラバーでも「P-1R」は粒が細くそして高いので変化のあるボールが出せます。また、「P-3」は粒が太くそして短いので「P-1R」ほど変化はしませんがより安定したボールを打つ事ができます。
また、粒高ラバーや表ソフトラバーでスポンジがないラバーが存在します。それを「1枚ラバー」と言います。
このように粒高ラバーにはいろんな種類のラバーがあります。自分に合ったラバーを探すのは大変かもしれませんが、いろいろ試してみるのも楽しいと思います。
粒高ラバーの打ち方
次に粒高ラバーの打ち方について説明します。特に粒高ラバー特有の打ち方について説明していきます。
・ボールに当てる(ラケットを動かさない)
・振り下ろすブロック
・押す(プッシュ)
順番に説明していきます。
ボールに当てる
まず、ボールに当てるについて説明していきます。これは他のラバーについてもそうかもしれませんが、まず飛んできたボールがラバーに当たった時にどれくらい飛んでいくのかという感覚は必要です。
粒高が他のラバーと違うところの1つは振らなくてもボールに変化を出すことができるというところです。
裏ソフトや表ソフトラバーは飛んできたボールに当てるだけでは変化を出すことはできません。粒高ラバーは違います。相手がドライブ(上回転)してきたボールを当てるだけで下回転になります。
振り下ろすブロック
飛んできたボールに対して当てただけで変化はしますが、相手のドライブに対してより変化をつけたり相手を惑わせたい場合は下に振ります。
この下に振り下ろすのは相手がドライブを打ってきた場合のみです。
振り下ろしながらのブロックをより回転をかけたり安定して入れる為のポイントは
・ラケット角度
・打点
です。
ラケットの角度
ボールに回転をかけようと思ったらスイングを速くするしかありません。速くスイングした時に入るようなラケットの角度を覚えておく必要があります。
イメージとしては少しラケットの面が上に向くようにして思い切りスイングすると回転がかかって入るという感じです。
ラケットをまっすぐにして思い切りスイングするとネットに直撃する可能生が高いです
打点
ボールを安定して打つ為には打点を意識して打つことが大切です。もちろんラケットの角度も大切ですが、打点の安定はボールの安定です。
打点がなぜ大切かというと同じボールの軌道を打てるとすると打点でボールの軌道が変わるからです。
打点を変えてボールを打って入れようとするとラケットの角度、ボールの軌道を変えなければならないからです。
押す(プッシュ)
粒高ラバー特有の技術の1つ、プッシュです。下回転のボールをプッシュする場合ラケットを少し上に向けて前に押し出すように打ちます。
粒高は裏ソフトラバーほど相手の回転に影響されません。少しは相手の回転を意識しなければなりませんがほとんど同じように前に押すだけでボールを飛ばすことができます。
「押す」技術なので覚えるとドライブやスマッシュなどの「振る」技術よりも安定したボールを出せるところがプッシュの良いところです。
粒高ラバーを使用する選手は是非プッシュを覚えましょう!
練習メニュー
粒高ラバーを使用する選手の練習メニューを紹介します。
・粒高ブロック→プッシュ
・粒高→ドライブ
・粒高ブロック→プッシュ→攻撃
順番に紹介していきます。
粒高ブロック→プッシュ
相手のドライブなどの攻撃を粒高でブロックした場合、下回転となって相手のコートに行きます。それを相手はツッツキをしてくると想定してそのボールをプッシュするというパターンです。
できればブロックを低く、または短くコントロールし相手に攻撃をさせないことが重要です。
ブロックしたボールを相手が攻撃をしてきた場合はもう一度ブロックをすれば良いです。相手が打てなくてツッツキをしてきた時にプッシュできるように準備しておきましょう。
粒高ブロック→ドライブ
粒高でブロックしたボールを相手がツッツキしてきた時にプッシュだけでは相手に慣れられてしまいます。
そこで相手がツッツキをしてきた時にこちらが裏ソフトラバーでドライブできるようにしておきましょう。
相手の下回転に対してプッシュとドライブを混ぜることができれば得点できるパターンを増やすことができますし、相手にとってとても嫌だと思います。
粒高ブロック→プッシュ→攻撃
粒高ラバーでブロックをして相手がツッツキをしたボールをプッシュした後は上回転で返ってくることがほとんどです。
それを待っていて攻撃することが大切です。
パターンとしてバック側へプッシュした後にクロス待ちをして回り込み攻撃をしたり、相手のフォア側へプッシュしてクロス待ちをしてフォアで攻撃したりします。
この練習で大切なのはプッシュをできるだけ低くそして速くするということです。
プッシュを速くすることができればよりクロスに来る可能生が高くなる上に相手に満足に攻撃させないことによりこちらが強打を打ちやすくなります。
このプッシュからの攻撃は粒高ラバーを使用する選手にとってかなり有効となりますので是非練習しておきましょう。
まとめ
今回は粒高ラバーの
・粒高ラバーの種類
・打ち方
・練習メニュー
について解説をしていきました。
粒高のメリットは
・変化のあるボールを出せる
・裏ソフトラバーよりも相手の回転に影響されにくい
デメリットとしては
・自分から回転をかけることができない
・スピードが遅い
粒高ラバーはスピードは出ませんが、ブロックで下回転が切れるなど使い方によっては相手にとって驚異となるラバーです。
粒高特有のボールを生かして強い相手に勝てるように粒高ラバーを使いこなしましょう!
【卓球】ダブルスをやってみよう ~1+1=∞~
卓球にはダブルスという種目があります。
シングルスでは勝てない相手でもダブルスでは勝てたり、組む人によっていろんなパターンの動きがあったりダブルスにはいろいろな魅力があります。
そんな1+1=∞の可能生があり、とても楽しいダブルスについて今回は解説していきたいと思います。
まず、ダブルス特有のルールについて説明します。
ダブルスのルール
・サーブは右利きのフォア側クロスにサーブを出す
・お互いが交互に打つ
・2セット目は1セット目と違う人のサーブを受ける
となります。
順番に説明していきます。
サーブは右利きのフォア側クロスにサーブを出す
サーブを出す際には必ず右利きでいうとフォア側のクロスに出します。台の真ん中に白い線が引いてありますが、それよりもバック側から出したり、バック側へサーブを出してしまうとミスという扱いになります。
お互いが交互に打つ
ダブルスではお互いが交互に打ちます。なのでなるべくスムーズに動けるようにダブルスのフットワーク練習はとても大切になります。
テニスと違い卓球のダブルスは交互に打たなければならないところも卓球のダブルスの魅力ではないでしょうか。
2セット目は1セット目と違う人のサーブを受ける
1セット目にAさんのサーブを受けるパターンだった場合、2セット目はBさんのサーブを受けることになります。
また、2セット目の最初のサーブがAさんかBさんだった場合どちらから出しても大丈夫となります。もし、1セット目にAさんのサーブを自分が受けたのなら2セット目の最初のサーブがAさんの場合レシーブは自分のパートナーとなります。
ダブルスのややこしい場面
ダブルスの試合ではサーブとレシーブが入れ替わりながらやっていきますが、サーブの後レシーブなのかレシーブした後にサーブなのかがごちゃごちゃになる時があります。
答えは「レシーブの後にサーブ」です。
これを曖昧にしてしまうと試合中に分からなくなり試合が中断してしまうのでしっかり覚えておいた方が良いでしょう。
ダブルスの動き方
では次にダブルスの動き方について説明します。
ダブルスの動きで大切なのはいかにスムーズに動けるかです。
右右の場合はこのように台の外に抜けるような形で動いていきます。
右と左が組む場合はお互いが入ったり抜けたりするような形になります。
右と左で組んだ方が動きとしては簡単でスムーズに動けると思います。ただ、左ききがいないチームなどは右右でやるしかないのでフットワーク練習が必要です。
フットワーク練習メニュー(右右ダブルス)
攻撃と攻撃の選手が組んだ場合のダブルスのフットワークの練習メニューについて説明します。
・1コース
・2本2本
・ランダム
順番に説明していきます。
1コース
ダブルスの動き方でも説明したように台の外に抜けるようにして動きます。この時のポイントは打ってから後ろに下がるということです。
打つ時に余裕がある時は打ったら後ろに下がります。その方が自分が打った後台の真ん中に戻りやすく次打つ時に余裕を持って打つことができます。
余裕がなく打ちながら動くというパターンになった場合は横に抜けるしかないのですが、その抜けた後素早く真ん中に戻りましょう。
バック側はバックハンドとフォアハンドの回り込みどちらも練習しておきましょう。
2本2本
お互いが∞のような形を描くように動きます。
1コースの練習の時もそうですが、お互いがぶつかりそうなくらいぎりぎりを動いてみましょう。打っている選手が優先なので動いている方がぶつからないように距離感を保つことが大切です。
ランダム
ランダムに動くのでパターンが決まっていません。しっかりと基本通り外に抜けるということを意識して練習してみましょう。
シングルスでもそうかもしれませんが特にダブルスはミスしないことが大切です。もちろん速いボールを打ったりすることも大切ですが、できるだけミスの少ないダブルスを目指しましょう。
ダブルスで勝つために大切なこと
ダブルスの動き方・フットワークの練習メニューなどを説明してきましたが、ダブルスで勝つためには何が大切なのでしょうか?
①サーブ→3球目
②レシーブ→4球目
順番に説明していきます
①サーブ→3球目攻撃
このサーブ→3球目攻撃はかなり大切です。ダブルスではミスしないことがとても大切なのでこのラリーの始まりと言えるサーブ→3球目をしっかりと練習しておくことによって試合の主導権を握ることができます。
特に相手のレシーブが台から出た時にしっかりと回転をかけて3球目を攻撃し先手を取っていくことが大切です。
サーブを出す前にパートナーにどういうサーブを出すのかサインを出しても良いでしょう。そうすればパートナーはより3球目を待ちやすくなります。
②レシーブ→4球目攻撃
サーブを出さないと行けない場所が決まっているのでレシーブ力のある選手は有利となります。
レシーブに自信がある選手は試合が始まる時のサーブかレシーブかを決める際にレシーブを選んでいきましょう。
サーブを出す場所が決まっている分、レシーブで先手を取りやすいです。レシーブで先手を取ることができれば4球目攻撃はとてもやりやすいです。
レシーブをする前にパートナーへこのコースへ返すよというサインを出しても良いと思います。そうすればパートナーはどこに3球目が返ってきやすいかなど待ちがしっかりとできると思います。
ダブルスの試合で勝つためにはお互いのコミュニケーションが大切です。お互いが得意な事苦手な事をしっかりと把握し、どうすればパートナーの力を最大限に発揮できるかどうすれば自分が良いボールを打てるか考えることが大切です。
まとめ
今回はダブルスについて解説をしました。
・ダブルスのルール
・動き方
・フットワーク練習メニュー
・勝つために大切な事
について書いていきましたが、どんな練習にも共通することですがダブルスに関してもやはり練習量が必要です。
繰り返し練習していくことでお互いが理解していくこともあるでしょうし、頭で理解しているだけでなく実際に動かないと分からない部分もあると思います。
冒頭でも書きましたが、ダブルスはシングルスでは勝てないような相手にも勝てることがあります。
シングルスでもダブルスでも強い選手になれるように頑張りましょう!
【卓球】台上技術は大切 ~フリック・チキータで先手を取ろう~
卓球では台上技術がとても大切です。
台上技術というのはその名の通り台の上で行う技術です。
例えば
・ツッツキ
・ストップ
・フリック
・チキータ
などがあります。
なぜ、台上技術が大切かというと卓球では「先手」を取ることが重要だからです。
特に相手の短いサーブをレシーブする時にレシーブで先手を取って自分の思うようにラリーを進める事ができれば試合で勝てる可能生が高くなります。
先手を取ることによって相手が苦手なパターンになるように、また自分が打ちたいボールが誘導できるようになります。
先手の取り方もさまざまです。
例えば、ツッツキを低く深く返球し相手がドライブを打ってきたボールを待っていてブロックをしたり、またストップをして相手がツッツキをしてきたボールを自分がドライブを打ったり。
いろいろな先手の取り方ができるようになればどんな相手でも先手を取れる可能生があるのでぜひ先手の取り方をいくつか覚えると良いと思います
誘導する考え方、台上のツッツキ・ストップからのパターンは
で解説しました。確認してみて下さい。
今回は台上技術の
・フリック
・チキータ
を使って先手をとっていくパターンを説明していきたいと思います。
フリック
フリックとは台上のボールを無回転または上回転で返す技術の名前です。基本的には自分がフリックした場合には相手は上回転で返してくるパターンが多いです。
ナックルフリックを覚えよう
ナックルフリックとはフリックしたボールが無回転になることを言います。
このナックルフリックをなぜ覚えた方が良いかというと相手は自分からしっかり打たないとまたは回転をかけて打たないと入りにくいからです。
どういう事かと言うと上回転とナックルは飛んでいくスピードが同じでも上回転の場合はラケットに当てただけでも飛んでいってくれます。
ナックルの場合は当てただけではあまり飛んでいってくれません。なのでナックルフリックを返そうとした場合相手は自分からしっかりと打たないといけなくなります。
特にネットより高い位置から押し込むように打つフリックはとても相手にとって嫌な技術と言えます。是非このナックルフリックを習得し台上で先手をとれるように頑張りましょう。
フリックからのパターン
①相手のフォアへフリック→相手はドライブ(またはスマッシュ)→ブロック
②相手のフォアへフリック→相手はドライブ(またはスマッシュ)→カウンター
③相手のバックへフリック→相手は繋いでくる→攻撃
順番に説明していきます。
①相手のフォアへフリック→相手はドライブ(またはスマッシュ)→ブロック
相手のサービスが少し甘く入ってきた場合または相手がストップしたボールが少し浮いてきた場合にはフリックをしていきましょう。
そしてそのフリックがドライブで返ってくる事を想定して素早く戻り返ってきたドライブをブロックします。
もちろん相手がドライブしたコースにブロックをするとさらに強打されるので打点を早く空いているコースへ狙います。
②相手のフォアへフリック→相手はドライブ(またはスマッシュ)→カウンター
フォアへフリックしたボールがドライブで返ってきてブロックするだけでは点数を取れない場合があります。
やはり相手のドライブはカウンターもできた方が良いでしょう。
このパターンで難しいところは台上のボールをフリックした後に相手が打ったドライブをカウンターするというところです。
相手のドライブをカウンターするだけでも難しい技術ですが、短いボールを打った後素早く戻りながらカウンターができる体勢になることも難しいです。
難しいパターンですが、是非練習してみて下さい。
③相手のバックへフリック→相手は繋いでくる→攻撃
特に相手のバックへ押し込むようにナックルフリックをすると相手は繋いでくることが多いです。
相手はミスしないように繋いでくるとしたらクロスに来ることが多いのでそれを狙ってバックハンドでも回り込みフォアでもしっかりと打っていきましょう
相手が繋いだボールをこちらも繋いでしまうと相手にとってはありがたいはずなのでしっかり攻めきることが大切です。
チキータ
チキータとは短いボールに横回転を加えて攻撃する技術です。名前の由来はチキータバナナのように曲がるというところから来ています。
チキータはフリックとは違い回転をかけることができるところがポイントです。ただ、回転をかけるためにバックスイングをするため相手に今からチキータをしますよとばれてしまうことが多いです。
それでも回転量が多いとかスピードが速いなどの特徴で相手が嫌そうならチキータは有効だと言えます。
また、フォア前のボールもチキータできるというところもポイントで、チキータを打つ位置まで移動するのは大変ですがそれができれば武器になります。
チキータからのパターンはフリックと同じようなパターンが多いです。
パターン練習ではフリックよりもボールに回転があったりスピードがある分いかに素早く戻れるかというところがポイントです。
チキータからのパターン
①チキータを相手のフォアへ→カウンター
②チキータを相手のバックへ→バックハンド攻撃
③チキータを相手のバックへ→回り込み攻撃
をしっかり練習しておきましょう。
順番に説明していきます
①チキータを相手のフォアへ→カウンター
早く返ってくることを想定して練習すると良いと思うのでチキータしたボールはドライブで返ってくるという想定にします。
それをカウンターします。そのカウンターもクロス・ストレートなどいろいろなコースへ打てるようにしておくことが大切です。
②チキータを相手のバックへ→バックハンド攻撃
①と同じく早く返ってくるという想定で素早く戻ります。①と違うところは返ってきたボールをバックハンドで攻撃するというところです。
返ってきたボールをバックハンドで攻撃する時に甘くならないようにしっかり振る・またはコースをしっかりとつくというところがこの練習のポイントです。
③チキータを相手のバックへ→回り込み攻撃
チキータを相手のバックへ打ちクロスへ返ってくると読んで相手が打つ瞬間に回り込みます。
このパターンのポイントはチキータを打った瞬間に絶対にクロスに返ってくるという確信を持ってしっかりと回り込み攻撃をすることです。
もし、ストレート(自分のフォア側)に返ってきても飛びつきなどで対応できるようにしておくことも必要なのでそれも練習しておきましょう。
まとめ
今回は
・フリック
・チキータ
からのパターンを紹介しました。
ツッツキやストップだけでなく台上で攻めることができれば自分の得点パターンも増えると思うので是非フリック・チキータからのパターンを練習してみて下さい。
台上技術でいかに「先手」を取れるかが卓球の試合では重要です。
フットワーク練習をするにしても台上技術を行ってから繋がるようにフットワーク練習を行えばフットワークも台上技術も合わせて身につきます。
【卓球】台上技術は大切 ~ツッツキ・ストップで先手を取ろう~
卓球ではなるべく自分の打ちたい位置や体勢でボールを打ちたいものです。
しかし相手が返してきたボールが自分にとって苦手な場所であったり、待っていない場所だったりした場合に自分の打ちたいようには打てません。
また、自分が打ったボールが相手にとって打ちやすいボールだった場合にコースやスピード、回転など好きなように打たれてしまいます。
そうなるとやはり自分が不利になり勝てる可能生が低くなってしまいます。
なので自分が打ちたいように相手を誘導していくことが大切になっていきます。
今回は自分が打ちやすい場所へ、打ちやすいボールを誘導できるような考え方・練習方法を紹介していきたいと思います。
相手のボールがなかなか自分の思った場所に返ってこなくて困っている方、もっと良いボールが打ちたい方はこの記事を参考にしていただいて是非試合で有利になるような展開を作っていきましょう
では、どうやったら自分が待っている場所へ誘導できるのでしょうか?
今回解説するのは
・誘導する考え方
・台上技術からの展開
です
順番に説明していきます。
・誘導する考え方
誘導するというのはこういうボールを送ればこう返ってくるという確率を高くしていくということです。
卓球の試合で勝つためにはいかに先手を取っていくかが重要になってきます。
卓球はクロスに返ってくることが多いです。
ストレートへの攻撃はクロスに比べて距離が短い分ミスをしやすいですし、ほとんど人はストレートよりもクロスへ打つ練習が圧倒的に多いです。
ミスできない状況、ミスしないように打とうとした場合はクロスが多いのでそういう状況をこちらが作ってクロスを待って自分が打ちやすいように打つということです。
逆に考えれば、自分はストレートへの攻撃をしっかり練習しておけば相手の思うように打たれることは少なくなるということです。(もちろん相手がストレートを待っていればクロスに打った方が良いです)
・台上技術からの展開
台上技術というのはその名の通り台の上で行う技術のことで、主に
・ツッツキ
・ストップ
・フリック
・チキータ
などがあります。
今回はツッツキ・ストップの2つについて説明していきたいと思います。
順番に説明していきます。
ツッツキ
短いボールに対して下回転をかける技術です。
今回はただツッツキをするという説明ではなく、より厳しくそしてその後をどうするかいくつかのパターンを説明していきます。
①ツッツキ→ブロック(相手がドライブ)
②ツッツキ→カウンター(相手がドライブ)
③ツッツキ→ドライブ(相手がツッツキ)
①ツッツキ→ブロック(相手がドライブ)
相手が短いボールを出してきたということはこちらに打たせないようにするというのが目的だと考えて良いと思います。ようは自分から打ちたいということです。
なのでこちらが普通にツッツキを送ってしまうと相手に思うようにドライブやスマッシュを打たれてしまいます。
台上技術で先手をとっていきたいのでこのツッツキは相手が思っているよりもより深くより低くする必要があります。
相手にとって取りづらい、強打を打ちにくいツッツキをするポイントは
・打点
・弾道
です。
・打点
まず、ネットよりも高い打点で打つというのがポイントです。ネットよりも低いポイントでボールを捉えてしまうとボールの弾道が山なりになってしまい相手に時間を与えてしまいます。
いかにネットよりも高い場所でボールを打てるかというところがポイントです。
・弾道
「打点」でも書いたように弾道が山なりになってしまうと相手に時間を与えてしまい相手に良いボールを打たれてしまいます。
また、ボールが山なりになることで逆に相手に高い打点で打たれてしまうので不利になってしまいます。
弾道をよりまっすぐにすることで強打をしにくい、相手にとって嫌なツッツキになります。
もし相手がツッツキを待っていて攻撃しようとしていても「深く」「低い」ツッツキが来たら強打を打つ事ができません。
そこで相手の繋いだドライブやスマッシュをこちらがブロックをして相手を動かしこちらが有利になるようにするということです。
「誘導する考え方」で説明したように、ツッツキをした後はクロスを待ちます。もしストレートへ来ても相手がしっかり強打できなければそこまで速いボールは来ないのでなんとか反応はできるでしょう。
②ツッツキ→カウンター(相手がドライブ)
誘導するツッツキに関しては①ツッツキ→ブロックで説明したような感じです。相手が繋いできたボールを今回はカウンター(強打)していきます。
ただ、カウンターといっても思いっきり打てば良いものではありません。ある程度は相手のボールを判断する必要があります。
ミスを少なくする方法という記事の中でも書いたのですが、4くらいの強さのボールが来たらこちらは6の強さで返すという意識でやってみましょう
相手のボールを利用し、こちらは力を抜いていても良いボールが打てるように練習していきましょう。
③ツッツキ→ドライブ(相手がツッツキ)
こちらが良いツッツキができれば相手は打つことができない場合もあります。その時に自分も待っていなくてまたツッツキをしてしまってはもったいないので相手のツッツキは打てるように準備しておきましょう。
なのでツッツキ→ドライブというパターン練習も必須です。
ブロックやカウンターをする時も大切な事ですが、ツッツキをした後はすぐに戻っていつでも打てる体勢になりましょう。
特に相手のツッツキを詰まって打ってしまわないように少し台から距離をとることをおすすめします。
ストップ
次はストップからのパターンです。
ストップからの展開はいくつかあります。
たとえば
①ストップ→相手がツッツキ→ドライブ
②ストップ→相手がストップ→ツッツキ→相手がドライブ→ブロック(カウンター)
③ストップ→相手がフリック→攻撃
などです。
順番に説明していきます。
①ストップ→相手がツッツキ→ドライブ
ストップという技術は相手のコートで2バウンドするように打つ技術です。相手に打たれないようにする為の技術で試合で勝つための大切な台上技術の1つです。
ツッツキと同じようなラケット角度であまりラケットは動かしません。動かしすぎてしまうと相手のコートで2バウンドしないからです。
こちらがストップをしたら相手は基本的には強打できないのでツッツキやストップで返してきます。
今回は相手がツッツキをしてくるという想定なのでそのツッツキのボールをドライブするということです。
自分がストップをした後の戻りが遅いと相手がツッツキをしてきても打つ事ができないのでしっかいと戻ることが大切です。
また、ストップをしようとしても2バウンド目が出てしまって相手に打たれてしまう事もあるかもしれません。
しかし、ストップがうまくできたかなと自分のボールを相手が打つまで見ていても良い事は1つもありません。
自分のストップは必ず2バウンドするという自信をもって打ってすぐ戻りドライブを打つ準備をしましょう。
②ストップ→相手がストップ→ツッツキ→相手がドライブ→ブロック(カウンター)
こちらがストップをしても相手がツッツキをしてくるとは限りません。相手も自分から打ちたい場合は相手もストップしてきます。
その相手のストップをこちらがツッツキをして相手がドライブを打ったボールをブロックまたはカウンターをします。
相手がストップしたボールをいかに先手をとれるようなツッツキができるかということがポイントです
また、相手がストップをしようと思ったボールの2バウンド目が台から出たらそれは自分からしっかりドライブを打てるようにしておきましょう
③ストップ→相手がフリック→攻撃
こちらのストップが甘くなってしまった場合には相手はフリックなどで攻撃してきます。
ストップが甘くなってしまったと判断したらすぐにフリックなどで攻撃される準備をしましょう。
相手がストップやツッツキをした場合よりも自分のコートにボールが来るスピードが速いので素早い判断が必要です。
まとめ
今回は
・誘導する考え方
・台上技術からの展開
について説明しました。
台上技術で先手を取ることができれば試合を優位に進めることができます。特にストップやツッツキなど下回転を相手に送る台上技術はよく試合で使います。
また、台上技術の後のプレーとの連携も大切ですので台上技術だけ、ブロックやカウンターだけとならないようにしましょう。
台上技術からのパターンで優位にたち試合で勝てるように練習していきましょう!
【卓球】 サーブで点を取ろう ~サーブは1球目攻撃~
卓球はサーブから始まります。強い選手でサーブが下手な選手はいないと言われるくらいサーブは試合をする上でとても重要な技術となります。
ラリー中にミスが少ない、速いボールが打てるという事も試合で勝つためには必要な事ですが、サーブだけで点数が取れればそれで良いわけです。
サーブは「1球目攻撃」と言われています。いかに攻撃的にサーブを出せるか、その後の展開に繋げていけるかということが大切です。
そんな試合で勝つために重要な「点数が取れるサーブ」について今回は説明していきます。
サーブで点数を取りたいと思っている方、いろんな種類のサーブを覚えたい方はこの記事を参考にしていただきより試合で点数が取れるサーブを身につけましょう!
この記事で解説すること
・左回転サーブ
・巻き込みサーブ
・バックサーブ
サーブに回転をかける事についてはこの記事で解説しています。
左回転サーブ
まず、左回転サーブについて説明していきます。
左回転サーブとはこのようなサーブです。このサーブを左回転サーブとは呼ばないかもしれませんが、今回はこの名前で説明していきます。
特にこの左回転サーブのロングサーブについて説明していきます。
点数を取りにいくという考えでサーブを出すのならやはりロングサーブです。理由は
・回転がかかる
・速いサーブが出せる
です。
ロングサーブを出す時はショートサーブに比べて速くスイングをします。その分回転がかかりますし、速いボールも出しやすいです。
ロングサーブを出す時のポイントは
・なるべく深く
・なるべく低く
となります
順番に説明していきます。
・なるべく深く
相手のコートのエンドラインに落ちるようにコントロールできるようにしましょう。サイドラインでも大丈夫です。
相手のエンドラインやサイドラインにコントロールするということは自分のコートの第1バウンド目をエンドライン近くに落とす必要があります。
深いところへ送ることによって相手に良い姿勢で打たせない事が目的です。また、ロングサーブを出せば基本的には長いボールが返ってきます。その長いボールをこちらから狙って行きやすくなります。
・なるべく低く
たとえ長くて深いサーブでも高いサーブだと相手に強打されやすくなります。低いサーブを出すことによって相手は自分のサーブを持ち上げるように打ってくれてこちらが待ちやすくなります。
低いサーブを出す時のポイントは台の近くで打球することです。そしてボールの真後ろにラケットを当てて前に飛ばすイメージで打ってみましょう。
最初は台の角に当てるくらいボールをぎりぎりまで待ってみて打つようにすると良いと思います。
この左回転のロングサーブはバック側だけでなくフォア側にも出せると良いです。
フォア側にロングサーブを出せるようにすることはとても重要です。相手に強打をされる可能生があり怖いと思いますが思い切ってフォア側にロングサーブを出せるようにしておきましょう。
低いそして深いロングサーブで確実に点数を取っていきましょう!
巻き込みサーブ
次に巻き込みサーブの説明です。
巻き込みサーブは左回転のサーブと比べて出しやすいです。なので背の低い選手でもストレスなく出すことができますし、回転が分かりにくく出しやすいというところもポイントです。
巻き込みサーブに関しては回転のかけ方、分かりにくさを説明していきます。
・横下回転
・横上回転
順番に説明していきます。
横下回転
横下回転でも
・横上回転に見える横下回転
・横下回転に見える横下回転
があります。
説明していきます。
・横上回転に見える横下回転
横上回転に見えるように出したいのでラケットは横にスライドさせるようにして出します。上回転系のサーブですが、ラケットを上には振りません。
まず横にスライドするように上回転を出せるようにします。ではどうしたら同じようなフォームで下回転が出せるのでしょうか?
下回転を出すのでラケットは上から下に振ります。少し上から斜め下へ振りながらスライドさせるように振る事で下回転ということを分かりにくくします。その後のフォロースルーをいかに上回転に見せられるかというところが大切です。
このサーブの基準は上回転なので上回転が出しやすいようなフォームで打つということです。
・横下回転に見える横下回転
横下回転に見えるということはラケットは基本的に下に振ります。相手から見て下回転だと思われても良いサーブです。
下回転に見えるサーブなのでラケットは比較的上から振ります。ただ、このサーブもフォロースルーは横に振ります。これは横下回転に見える上回転を出す時に必要な動作となります。
このサーブは下回転が基準なので下回転を出しやすいフォームで打つ事がポイントです。
横上回転
次は横上回転について説明します。
横上回転も横下回転と同じように
・横上回転に見える横上回転
・横下回転に見える横上回転
があります。
・横上回転に見える横上回転
横上回転に見えるように打つのでラケットは比較的低い場所からスタートし、横にスライドするようにスイングします。下回転よりも少しラケットの面が立ちます。
この時に下回転かもしれないということを相手に思ってもらうためにボールに当たる前に少し斜め下へスイングするとより相手にとって嫌なサーブとなると思います。
・横下回転に見える横上回転
下回転に見えるサーブなので上から振り下ろすように打ちます。この時にただラケットをまっすぐに振ってしまうと下回転になってしまうので
振り下ろしながらラケットを上に振る
という動作をします。
真下に振り下ろしながらラケットを上に振るというのはかなり難しいと思うのでラケットを上に振るときに少し横にスライドしながらにするとやりやすいです。
もちろん下回転に見える下回転のサーブを出す時も横にスライドしないと上回転がばれてしまうのでどちらの回転を出す時もできるだけ同じフォームで打つ事が大切です。
バックサーブ
バックサーブについてもロングサーブについて説明します。
・横上回転
・横下回転
バックサーブもフォアサーブ同様いかに同じフォームに近づけて違う回転のサーブを出せるかということです。
ボールに当たるまでのフォーム、当たった後のフォームをなるべく同じにしましょう
・横上回転
ボールと当たる瞬間に少し横回転をかけるように当てます。
ラケットを斜め上に振っている間にボールが当たるように打つと上回転と分かりやすくなってしまうので注意が必要です。
・横下回転
ボールと当たる瞬間に少し前に振るイメージです。これも前に振りすぎると下回転だと分かるので当たった瞬間に横回転の終わりと同じになるようにすることが大切です
まとめ
今回は点数を取るためのサーブについて説明しました。
特に
・左回転
・巻き込サーブ
・バックサーブ
について説明しましたがどれか1つだけを極めても良いと思います。
また今回紹介した以外にも出し方はあると思います。自分のやりやすいようにそして相手にとって嫌だと思われるサーブを出せるように頑張りましょう!
サーブについても毎日の練習が欠かせません。継続は力なりです。
点数が取れるサーブを身につけより試合で勝てるように頑張っていきましょう!
【卓球】フットワーク練習 ~レベルアップ編~
フットワーク練習は試合で勝つためには欠かせない練習メニューの1つです。卓球は動いてから打つ、動きながら打つことが複雑に組み合わさっているスポーツです。
その様々な動きは練習していくしかありません。基本的な動きのフットワーク練習のメニューはこの記事で書きました。
是非確認してみて下さい。
基本的なフットワーク練習を継続して練習することは大切なことです。しかし、すでにできることをずっと続けていてもそれ以上はレベルアップに繋がりません。
少しずつレベルを上げていく、より実戦に近づけていくように練習していく必要があります。
今回はフットワーク練習のレベルアップ編ということでより基本のフットワーク練習よりも少しレベルを上げた内容や実戦に近くなるような練習メニューを紹介していきます。
フットワーク練習でもっとレベルアップしたい方、実戦に近いフットワーク練習をしたいと思っている方はこの記事を参考にして試合で勝てるフットワークを身につけましょう!
この記事を大きなポイント
・基本のフットワークをレベルアップ
・下回転・短いボールを入れたフットワーク練習メニュー
まず
・基本のフットワークをレベルアップ
から説明していきたいと思います。
では、基本のフットワーク練習の他にどんなフットワーク練習のメニューがあるでしょうか?
①バック→フォア(ミドル)→バック→フォア(サイド)
②ミドル→フォア→ミドル→バック
③フォア反面ランダム(バック反面ランダム)
④ミドルどっちかミドルどっちか
1つずつ説明していきます。
①バック→フォア(ミドル)→バック→フォア(サイド)
この練習はバックフォアの切り返しと動く距離が変わるボールを打つ練習です。特に自分とボールの距離間によって動く幅を変えることはフットワークをする上でとても大切なことです。
足の動かし方、バックフォアの切り返しのスムーズさが練習のポイントです。
②ミドル→フォア→ミドル→バック
①の練習と似ているかもしれませんが、この練習のポイントはミドルのボールをフォアかバックどっちでも打てるというところです。
体勢を考えてフォアで打てないと判断したら、ミドルはバックで打っても良いですし、フォアで打つと決めたらしっかり動いてフォアで打っても良いです。
また、大きく動くフットワークではないので細かく速く動けるように意識して練習してみましょう!
③フォア反面ランダム(バック反面ランダム)
規則正しい動きで打てるようになったら不規則なランダム練習をしていくことをおすすめします。
試合では規則正しいボールは来ません。とっさに判断して打たないといけない場面ばかりです。最初から全面ランダムにするととても難しいので、反面ランダムからスタートして3分の2、全面など少しずつレベルを上げていっても良いと思います。
④ミドルどっちかミドルどっちか
ランダムの次はどっちに来るか判断して打つという練習です。どっちに来るか分からないのでバックで構えすぎるとフォアが打てなくなりますし、逆もありえます。
相手が打った時にどっちに来るのかを判断する能力とボールが来てからの動きを素早くすることが必要となります。
また、練習する人が練習になるのはもちろんですが、ブロックしたりボールを送ってあげる側もミドルどっちかという風に相手を動かしていく戦術を使えるようになると思います。
①~④のフットワークの中で時々間違えてもらってそれに反応して打つという事も大切なので積極的に取り入れていきましょう。
・下回転・短いボールを入れたフットワーク練習メニュー
卓球はもちろん上回転だけではありません。下回転を打った後の展開、短いボールを打ってからの展開があります。
では下回転・短いボールを入れたフットワーク練習はどんなメニューがあるでしょうか?
①長い下回転をドライブ→フォアハンド(バックハンド)
②短い下回転をツッツキ又はストップ→下回転をドライブ→フォアハンド(バックハンド)
③短いボールをフリック→フォアハンド(バックハンド)
④短いボールをツッツキ→ブロック
順番に説明していきます。
①長い下回転をドライブ→フォアハンド(バックハンド)
まず長い下回転を出してもらいドライブを打ちます。フォアハンドでもバックハンドどちらでもかまいません。
ドライブを打てば相手がカットマンや粒高ラバーで無い限り上回転で返ってきます。それをフォアハンドまたはバックハンドで攻撃します。
ドライブを打った後の攻撃はスマッシュでもドライブでもどちらでも良いですが、まずはどちらかをしっかりと練習していきましょう。
下回転をドライブして返ってきたボールを攻撃するパターンは基本と言って良いほど大切です。このパターンは完璧にしておきましょう!
②短い下回転をツッツキ又はストップ→下回転をドライブ→フォアハンド(バックハンド)
相手が短い下回転を出してきた場合こちらは強打することができません。まず、ツッツキか自分の打ったボールが相手の台の中で2バウンドする「ストップ」という技術を使います。
その後返ってきたボールを①の練習のようにドライブ→攻撃という形に繋げていきます
このパターンもよくあります。試合でできるように繰り返し練習していくことが大切です。
③短いボールをフリック→フォアハンド(バックハンド)
相手のボールが短く来た時に下回転など回転がかかっている場合はツッツキやストップなどで返す事が必要になりますが、少し高かったり、回転がかかっていない場合は自分から攻めることも大切です。
「フリック」は相手の短いボールに対してこちらが上回転で返す技術です。台の中で小さなフォアハンド(又はバックハンド)を打つイメージです。
この「フリック」でボールを上回転にしたら、カットマンで無い限り上回転または無回転で飛んできます。
それを待って次の攻撃に繋げていきます。
④短いボールをツッツキ→ブロック
短いボールを長く返したら相手が打ってくるパターンもあります。相手が打ってきた場合はまず「ブロック」を使って返しましょう。
基本的に自分が打てないボールはしっかりと繋ぐことが大切です。
特に相手の速いボールに対して自分も速く打つのはとても難しいですし、入る確率が低いです。まず、「ブロック」がしっかりとできるようになればその後に自分が打てるパターンもできてくるのでまず、ツッツキ→ブロックというパターンをマスターしましょう!
まとめ
今回は
・基本のフットワークをレベルアップ
・下回転・短いボールを入れたフットワーク練習メニュー
について説明していきました。
より実戦的なフットワークを紹介しました。ボールと体の位置を確認するという意味で規則正しいフットワークを練習することも大切です。規則正しいフットワークをした後にランダムのフットワークをしていくと良いでしょう!
また、フットワークの練習は1球練習だけでなく、多球練習でも練習していくと良いでしょう。
よりレベルの高いフットワーク練習を行って試合で勝てるように頑張りましょう!