【卓球】 コーディネーショントレーニングでレベルアップしよう ~卓球台を使わなくても強くなれる~
卓球で試合をする場合には卓球台、そして相手が必要です。
もちろん練習でも卓球台があって、練習してくれる相手がいるのならどんどん打って練習した方が良いでしょう。
しかし、「練習したい!!」と思っても卓球台がない環境だったり、練習してくれる相手がいなかったりする場合があります。
そんな時には卓球台を使わない練習の1つ
コーディネーショントレーニング
がおすすめです!
コーディネーショントレーニングとは??
主にジュニア期に行うトレーニングで、自分の体を自分の思い通りに動かせるようにするトレーニングです。特定のスポーツの動きだけではなくさまざまな動きを身につけられるようにするトレーニングで、このトレーニングを継続していくことにより運動神経が良くなると言われています。
コーディネーショントレーニングを行うことによって運動神経が良くなり、卓球においても速く正確に動けるようになったり、とっさの判断をしたときにその通りに体が動いてくれたりとやはりコーディネーショントレーニングはやっておいた方が良さそうです
ではまず「コーディネーション」について理解しておきましょう。
コーディネーションとは昔ドイツのスポーツ運動学者が考えた理論で、コーディネーションを7つの能力に分けて考えています。その7つの能力とは
・リズム能力・・・動くタイミングをつかむ
・バランス能力・・・崩れた体制を立て直したりする
・変換能力・・・素早い動きの切り返し
・反応能力・・・合図に反応しそれに対して動く
・連結能力・・・体をスムーズに動かす
・定位能力・・・動いているものと自分の距離を正確に判断する
・識別能力・・・自分の体とスポーツ道具をうまく操作する
です。
スポーツをしている時はこれらの能力が複雑に組み合わさっています。
例えば卓球なら相手が打ったボールを打つ(リズム能力・定位能力・識別能力)、それが遠い場所で動いて打たないといけない場面なおかつ速いボールを対応するのならば(バランス能力・変換能力・反応能力・連結能力)ということです。
このように卓球には全ての能力を使うことがあり、全て能力が必要不可欠という事です
では卓球ではどんなコーディネーショントレーニングがあるのでしょうか?
・ボールつき
・ボールを乗せたまま(または球つきしながら)動く
があります。
それぞれにいろんな種類のトレーニングがあるので紹介していきます。
・ボールつき
卓球を始めたばかりの人はこの「ボールつき」をよく練習しておきましょう。ボールつきでもさまざまな種類があります。
①基本のボールつき(フォア・バック・交互・サイド)
②ラケットを足の下を通して打つ
③ラケットを体の後ろに回して打つ
順番に説明していきます。
①基本のボールつき(フォア・バック・交互・サイド)
この基本のボールつきのフォア・バックに関してはリズム能力・定位能力・識別能力を使い、またこの能力を伸ばしていきます。
フォアとバックの交互やサイドでするボールつきでは変換能力がさらに必要になってきます。
②ラケットを足の下を通して打つ
この練習では基本のボールつきにプラスしてバランス能力・連結能力が必要になってきます。
この練習も基本のボールつきと同じようにフォア・バック・交互などやってみましょう
③ラケットを体の後ろを通して打つ
この練習でも同じようにバランス能力・連結能力が必要になってきます。先ほどの足の下を通して打つボールつきとは体の使い方が違うのでこの動きでもボールつきができることが大切です。
このボールつきも発想次第ではもっといろんな種類があるかもしれません。自分にはこの能力が足りないというところがあればその能力が鍛えられるような動きを取り入れる事が大切です。
いろんな動きを取り入れてオリジナルのボールつきをつくっていきましょう!
・ボールを乗せたまま(またはボールつきしながら)動く
次はボールを乗せたまま(またはボールつきしながら)動くコーディネーショントレーニングを紹介していきたいと思います。
このボールを乗せたまま(またはボールつきをしながら)動くというのはリズム能力・変換能力・連結能力・定位能力・識別能力を鍛える事ができます。
この動くコーディネーショントレーニングを誰かの合図でスタートするという風にすれば反応能力も鍛える事ができます。
ではボールを乗せたまま(または球つきしながら)動くコーディネーショントレーニングの種類を紹介していきます。
①前に進む
②サイドステップ
③スキップ
④けんけんをしながら進む
といった種類があると思います。順番に説明していきます。
①前に進む
最初はゆっくり進んでいけば良いと思います。慣れてきてゆっくり進んでもボールを落とさなくなってきたらだんだん速く進めるように頑張りましょう!
ボールつきでも前に進めるようになったらフォア側でボールつき、バック側、交互などボールつきのレベルもアップさせていくと良いでしょう!
②サイドステップ
卓球は横の動きが多いです。横の動きをしながらボールを落とさないようにコントロールしていきましょう!
サイドステップは体の向きが2パターンあると思うので体を入れ替えてやってみましょう!
③スキップ
卓球の動きではあまりないかもしれませんが、体の使い方、ボールをコントロールする力などこのスキップをしながらボールのせ(ボールつき)はとても良いと思います。
もちろんこのスキップも普通のスキップだけではなくてタイミングを変えたスキップをいろいろやってみるのも良いと思います!
④けんけんをしながら進む
けんけんは体のバランスが取りづらく崩れやすいです。ということはボールを落とさないようにコントロールすることも難しいので良い練習になると思います。
このけんけんも、「けんけんぱ」にしてみたりといろんなアレンジができると思います。是非挑戦してみて下さい!
ボールを乗せたまま(または球つきしながら)動くというコーディネーショントレーニングを紹介しました。このトレーニングも発想次第でいろいろなパターンができそうです
卓球をする際には動きながら打つことが多いです。このコーディネーショントレーニングで動きながらボールをコントロールする能力を鍛えていきましょう
まとめ
今回はコーディネーショントレーニングでどんな能力を鍛えるのか、そして卓球台を使わない練習方法を紹介しました。
コーディネーショントレーニングをすることで
・自分の体を思い通りにコントロールする力
・動きながらボールをコントロールする力
を鍛える事ができると思っています。
そしてこのコーディネーショントレーニングも継続していくことが大切です。
卓球は感覚のスポーツです。自分の体をコントロールしてボールもコントロールしてより強い選手になっていきましょう!
【卓球】多球練習をしよう ~たくさんボールを使っていろいろな技術を覚えよう~
卓球はいろいろなやり方で練習する事ができます。
その1つの練習方法として多球練習というものがあります。
たくさんボールを使うのでボールがたくさん無いとできない練習ですが、人数が多い場合や覚えたい技術などがある場合には効率良く練習することができます。
また、練習時間が少ない中で強くなりたいと思っている選手にも有効な練習方法と言えます。
今回は多球練習について解説していきたいと思います。
人数が多い場合の練習方法で困っている方、多球練習について困っている方はこの記事を参考にしていただき多球練習について大事な事を理解して効率よく練習していきましょう
では、さっそく多球練習について解説していきますが、多球練習のメリットはどういったところなのでしょうか
・フォームを身につける事ができる
・練習したい技術を集中して練習ができる
・パターン練習ができる
といったところでしょうか
順番に説明していきます。
・フォームを身につける事ができる
卓球を始めたばかりの方はまず打ち方をある程度固める必要があります。その際にラリー練習ではなかなか続かなかったりで身につくまでに時間がかかってしまいます。
この多球練習ではミスしてもどんどんボールが来るのでたくさん打つ事ができます。たくさん打てるのでどんな打ち方で打ちたいのか、どんな打ち方をしているのかなど重点的に練習することができます。
卓球を始めたばかりの方は是非この多球練習でフォームを身につけましょう!
・練習したい技術を集中して練習ができる
例えばフォアのドライブを集中して練習したいといってもラリー練習では相手がミスしてしまったら打つ事ができません。
多球練習ではその技術だけを集中して練習することができます。
卓球を始めたばかりではない全国大会に出場するような選手も多球練習をしますが、こういった目的で練習することが多いです。
・パターン練習ができる
試合で点数を取られてしまうパターンがあるとします。例えば、フォアで打った後にフォアに来ると思ったのにバックに来て取れなかったなどです。
でも普段の練習ではそれが返ってこない!といった時にはやはり多球練習を取り入れる事が大切です。
点が取れるパターンでもそうです。このパターンが得意でよく点数が取れている。もっとこのパターンを完璧にしたい!といった時にも多球練習は有効です。
また、自分が強く打って次のボールもしっかり打ちたい時に、1球練習だと自分が強く打ったボールが入らないと次の展開に繋がりませんし、それが入ったとしても相手がミスしてしまっては次の展開になりません。
やはり多球練習の最大のメリットは
自分がミスしてもどんどんボールが来るところ
自分がどんなボールを打ってもボールが来るところ
だと思います。
このメリットを生かし効率の良い練習ができる多球練習を取り入れていきましょう!
ただ、この良いメリットがある多球練習ですが、気をつけないといけない部分があります。
それは
・球出しが必要
・実際に来るボールとかけ離れてしまう可能性がある
・自分がミスしてもどんどんボールが来るがミスを放っておかない
といったことです。
順番に説明していきます。
・球出しが必要
多球練習には球出しが必要で、その球を出してくれる人がある程度球出しがうまくないと練習がスムーズにいかない場合があります。
この練習をしたいのに球出しの人はその通りに球を出せないのではしたい練習ができません。
コーチが球を出してくれるのなら全然問題ないかもしれませんが、選手同士が球出しをする場面があると思います。
球出しも練習が必要です。練習をすれば誰でもできるようになります。最初はうまくできないかもしれませんが、自分の為に、練習者のために多球練習の球出しもレベルアップしていきましょう!
・実際にくるボールとかけ離れてしまう可能性がある
例えば、スマッシュを打った後速く返って来たボールを打ちたいのに、返ってきたボールが遅かったり、フォアの2点練習をしていてる時に試合では来ないような速いタイミングでボールがきたりなど、、
もちろん戻りを速くするために普段来ないようなボールを出してもらってそれをなんとか返す練習はあると思います。それは目的があってのことで、練習者が望んでいない試合で来ないようなボールがきても練習にはなりません。
球出しの人は自分の出しているボールは実際のボールに近いかどうか意識する必要があると思いますし、練習者は「もっとこういったボールを出して下さい」とお願いすることも大切です。
・自分がミスしてもどんどんボールが来るがミスは放っておかない
多球練習の最大のメリットはどんどんボールが来ることです。
どんどんボールが来るからといって自分がミスしても良いかといえば全然そんなことはありません。
ミスしてしまっているボールはなんとか入れるように工夫していきましょう。
こんな練習方法もあるよ
球出しの横にブロックする人をつけて、ラリー練習ができるようにします。ミスしたらまた球を出すといったように効率の良いラリー練習といった感じです。
4人で多球練習をする際に球拾いが2人だと球拾いの時間がもったいないことがあります。よほど広い場所でない限り球広いは1人でできることが多いです。
さすがに、4人が台について練習するのは多すぎるので シングルスの練習をする場合は台につくのは3人が最大になると思います。
多球練習で大切なこと
多球練習は練習者と球出しが分かれます。球出しの人が「自分の為にならないわ」と
なんとなくやっていては練習者は上手になりません。
球出しの人は練習している人に対して
強くなってほしい、上手になってほしい
と気持ちを込めて球出しをして欲しいと思います。
まとめ
今回は多球練習について解説していきました。
多球練習の最大のメリットはボールがどんどんとくるところです。こういったパターンで試合をしたい、このパターンを極めるんだという人には最適です。
また、人数が多い場合や徹底して練習したい技術がある場合も効率良く練習ができる多球練習がおすすめです。
そして多球練習で大切な事として球出しの人が練習者に強くなってほしいと気持ちを込めて球を出しているか!これも大事なことだと思うので是非意識してみて下さい。
多球練習で更にレベルアップしていきましょう!!
【卓球】フットワーク練習のメニュー ~上回転のいろいろなフットワークをやってみよう~
フットワーク練習を繰り返し行うことによって試合でより動けるようになります!
フットワーク練習って大切ですよね!
フットワーク練習について意識する事はこの記事に書いてあります。是非確認して見て下さい!
フットワーク練習で行っていた動きが試合でもできるようになったり、違う動きでもすぐに足が出るようになったり体力がついたりとフットワークを練習するメリットはかなり多いと思います。
今回はそんなフットワーク練習のメニューを紹介していきたいと思います。
フットワークの練習メニューで困っている方、これからフットワーク練習をしていこうと思っている方は是非この記事を参考にしていただきいろんなフットワークを練習していきましょう!
ではフットワークの練習にはどんなメニューがあるのでしょうか?
フットワークには大きく分けて
①左右
②前後
③斜め
があります。
それぞれの動きに応じたメニューを紹介していきます。
①左右
左右は多くのメニューが存在しますが、今回は4つ紹介します。
順番に説明していきます。
・2点練習
この2点練習はいくつかのパターンがあります。
パターン①フォア側と台の真ん中にボールを送りそれを動いて打ちます。(フォア2点練習)
パターン②バック側と台の真ん中にボールを送ってもらいそれをフォアで打つ練習もしましょう!
(バック2点をフォアで)
フォアでできることはバックハンドも練習をした方が良いので
パターン③バック2点をバックハンドで打つ
またフォア側の真ん中、バック側の真ん中にボールを送ってもらう2点練習でも良いでしょう。
この2点練習は基本的な練習です。フォアと真ん中の2点練習などは動く距離が小さいのでフットワーク練習を初めてするという方におすすめです。
・3点練習
フォア・真ん中・バック側にそれぞれ順番に送ってもらいフォアで打ちます。この3点練習もいくつかのパターンが作れます。
パターン①3点を順番に送って戻ってくるフットワーク
フォア→真ん中→バック→真ん中→フォアというように真ん中を経由して行います。
パターン②3点の後フォアに戻ってくるフットワーク
フォア→真ん中→バック→フォアというように真ん中を経由しないでバックからフォアに行きます。
バックからフォアというのは距離が長いため少し難しいフットワークとなります。長いボールを打つ時には打ちながら動くということを意識してフットワーク練習をすると良いでしょう!
アイディア次第でいろんなパターンの3点練習ができます。いろんな動きを練習することも大切だと思うのでいろいろなフットワークを考えてやってみましょう!
もちろんこの3点練習もバックハンドでも練習しましょう!
・切り返し
バックフォアの切り返し
バック側とフォア側に交互に送ってもらいそれを打ちます。バックからフォアに切り返す時にいかにスムーズに動けるかがポイントです。
バックからフォアに切り返す時に遠回りでフォアのバックスイングを取ると次打つ時に遅れる可能生があるのでなるべく体の近くにラケットを持っていき、次のボールをバックでもフォアでも打てるようにしておくのがポイントです。
バック側でバック→フォアの切り返し
バック側だけでも切り返しの練習をしておきましょう。バックで打った後にバック側をフォアで打つ事を「回り込み」と言います。
このように回り込みと言ってもバック側の台の横に体を持ってこないように気をつけましょう。
短いボールなどが来た場合には台の横まで入りこむ必要があると思いますが、上回転なら台の横まで入り込む必要はありません。
・ファルケンベリ
スウェーデンのファルケンベリという場所でこのフットワークをしていたことが名前の由来と言われています。
バック→回り込み→フォアという順番で動いていきます。
②前後
次は前後のフットワークについてです。前後のフットワーク練習では
・2点練習
・3点練習
を練習していくと良いでしょう
順番に説明していきます。
・2点練習
卓球は左右に動く事が多いですが、前後に動く事もあります。前にいて自分から下がって打つことはあまりないかもしれませんが、後ろから前に来て攻撃することは必要です。
また、後ろの場所から打てるというのは大切なことです。前で打つ時の強さ、弾道などで後ろで打っても入りません。後ろで打つ時はこれくらいの強さ・弾道で打つというような感覚を鍛える練習にもなります。
・3点練習
前後の練習をより細かく動いて打つ練習です。
この練習では打球点を意識すると良いと思います。打球点によって自分が打つボールの弾道などを変える必要があるからです。
また、自分のスイングも場所によって意識して変えていきましょう。前で打つ時のスイングは「小」、中間は「中」、1番後ろは「大」というような感じです。
この前後の練習もバックハンドでも練習しておきましょう。
③斜め
・フォアハンド(後ろ)→バックハンド(前)
・バックハンド(後ろ)→フォアハンド(前)
斜めのフットワークも大切です。
前後のフットワークでも説明しましたが、前で打つ時のフォームを意識しましょう。後ろから前に来るときは基本的に構えて打つ時間が少ないので小さく鋭く振っていきましょう。
卓球は前後左右に動くスポーツです。左右、前後だけ正確に速く動けてもだめな時もあります。前後左右に+して斜めも正確に速く動けるようにしておきましょう。
まとめ
今回は上回転のフットワークについて書いていきました。今回紹介したのは基本的な動きだけですが上回転のフットワークだけでもかなりの種類があります。
全部こなすとフットワークだけで練習が終わってしまいます。もちろんそんな日もあって良いと思いますが、ある程度今週はこれをやる!など絞ってやることをおすすめします。
またアイディア次第でいくらでもフットワーク練習のメニューはでてきます。試合でこのパターンの動きが良くないななど自分で考えてフットワークの練習メニューを考えてみましょう!
【卓球】フットワーク練習 ~フットワーク練習をする意味・動き方~
卓球は相手と打ち合うスポーツです。そのため、自分が待っていない場所にボールがくることがたくさんあります。
相手は自分が打ちたい場所または相手が苦手だなと思う場所を狙って打ってきます。
試合をしていて少し距離がある場所に打たれてそれが打てなかったり、なかなか自分が打ちたい場所にボールがこなかったりした経験は無いでしょうか?
正確なフットワークができればベストポジションで打つ事が多くなります。
ベストポジションで打てれば自分の良いボールが打てるようになりもちろん得点に繋がるでしょう。
今回は卓球をする上で大切な事の1つ「フットワーク」について解説していきたいと思います。
フットワーク練習をまだやったことがない方
フットワーク練習に困っている方はこの記事を参考にしていただき
試合で良いボールが打てるようにフットワーク練習をしていきましょう
まず、なぜフットワーク練習をするのでしょうか?
例えば
・良いボールを打つために動く
・離れた場所に来たボールを返す為に動く
でしょうか。
そのために
①正確に動く
②速く動く
③筋力・体力をつける
といった事が必要になってきます。
順番に説明していきます
良いボールを打つために動く
①正確に動く
フットワークを練習する上で1番大切な事なのではないかなと思います。
例えば、全部自分が待っているところにボールが来れば動かなくて良いわけです。フットワークしなくて良いんです。
でも実際にはそんなことはなく、良いボールを打つために動かなくてはいけない場面が多々あります。
この「正確に動く」は小さく動く時にも大きく動く時にも意識する必要があります。
良いボールを打つ為にはなるべく「自分が打ちやすい姿勢」で打つ必要があります。自分が打ちやすい姿勢で打てるようにボールの場所まで正確に動き、打つという事が大切になってきます。
②速く動く
自分が良いボールを打ちたいと思っていてもその場所に速く移動しなければ良いボールはなかなか打てません。
良いボールを打つためには速く動く必要がある場合があるということです。
速く動くというのはすぐにはできませんが、速く動く練習をたくさんすることによって速く動けるようになります。
③筋力・体力をつける
フットワーク練習をする目的として筋力・体力をつけるという目的もあるでしょう。例えば、1日に何試合もする場合、短期間でたくさん試合をする場合そして試合の終盤など卓球は非常に筋力・体力が必要になる場面があります。
フットワーク練習をしっかりやりこむことによって疲れない体力・疲れても姿勢を維持できる筋力などフットワーク練習をするメリットは「動き」だけではありません。
試合の終盤大事な場面で筋力・体力が原因で「正確に」または「速く」動けなくなって負けてしまうのはとても悔しいと思います。
フットワーク練習をして筋力・体力をつけて試合の最後まで「正確に」「速く」動けるようになっていきましょう!
離れた場所に来たボールを返す為に動く
①正確に動く
「良いボールを打つ為に動く」では自分の打ちやすい姿勢で打てるように動きました。卓球では自分の打ちやすい姿勢で打つことができない場面も多いです。
良いボールが打てる自分が打ちやすい姿勢で打てない場合は基本的にはミスしないようにしっかり繋ぐように打つという事が大切になってきます。
特に遠い場所にボールが飛んできた場合にはかなり動いて打つ必要がありますし、そのボールを返そうと思った時に遠い場所に正確に動く必要があります。
離れた場所にボールが来た場合でもただ大きく動けば良いものではなくて「正確に動く」という事も大切です。
②速く動く
離れた場所にボールが来るということは速く動かないと間に合わない場合があります。
正確に動くも大切ですし、速く動くということも大切です。
また、離れた場所にボールが来るということは必ず大きく動きます。速く大きく動くということを意識しましょう。
③筋力・体力をつける
遠いボールを打つには大きく動く必要があるので小さく動く時よりは筋力は使います。
「良いボールを打つ為に動く」でも説明があったように、試合の終盤にあのボールに届いていれば、筋力・体力に余裕があるときなら届いていたのにということがないように遠いボールに対しても終盤しっかりと動けるようにフットワーク練習を頑張っていきましょう!
次はフットワークをする時の足の動かし方についてです
まず、フットワークには
・足を動かしてから打つ
・打ってから足を動かす
・動きながら打つ
という動作があります。
順番に説明していきます
足を動かしてから打つ
ボールより先に動いてしっかりと止まって打ちます。相手がボールを打った時にどこに飛んでくるかある程度把握することが大切です。
試合では主に下回転をドライブする時にこの動きをすることが多くなります。
この練習のポイントは
飛んできたボールに対してこれくらい動けば、これくらいの距離に行けば自分の良いポジションで打てる
という事を把握できるようにするということです。
動いて打とうとした後に「あれ?ポジション間違えた!」となってしまうとそこから動きながら打たなくてはなりません。
良いポジションで打てるように動くということはとても大切です。
打ってから足を動かす
上回転などボールが速い場合には動いてから打つということが難しくなります。
基本的に上回転のラリーでは打ってから足を動かすまたは打ちながら動くということが大切になってきます
打ってから動くでは来たボールに対して先にラケットを出します。その後、ボールが来た場所に足を出すといった感じです。
打っているときには床に足がついている状態です。
動きながら打つ
「動きながら打つ」では片足または両足が空中に浮いている状態で打ちます。
遠くに来たボールに対して動いてからまたは足がついている状態で打てない場合には動きながら打つしかありません。
「飛びつき」と言われる技術は動きながら打つ代名詞ではないでしょうか?
まとめ
今回はフットワーク練習をする意味と動き方について解説をしました。
なぜフットワーク練習をするのかしっかりと理解していないとただただつらい練習だけになってしまいます。
この練習は良いボールを打つ為に正確に動いてから打つ練習をしているのか、なるべく速く動いて打つ練習をしているのかしっかりと意識して練習しましょう!
どんな練習もそうですが、フットワーク練習も継続して練習する事が大切です。すぐにできないかもしれませんが、継続して練習を重ね良いボールが打てるようにフットワーク練習を頑張りましょう!!
【卓球】ミスを少なくする方法 ~狙って打とう・狙った場所に打てるようにしよう~
練習でミスが多くてラリーが続かない、試合でミスが多くて負けてしまうと悩んでいませんか?
卓球は相手よりも先にミスしてしまうと負けてしまいます。
回転がかかったボールや速いボールを打つ事は大切ですが、それと同じくらいミスしない事も大切です。
ではミスが少ない選手はどんな事を意識して練習や試合をしているのでしょうか?
例えば
・打った時にどこを狙えば入るのかが判断できる
・どう打てば狙った場所にボールが飛んでいくか理解できる
こういったところでしょうか
順番に説明していきます。
打った時にどこを狙えば入るのかが判断できる
相手が打ったボールを打ち返す時に何も考えないで打つとおそらくミスしてしまいます。ある程度自分のボールがどこへ飛んでいくか把握していなくてはいけません。
どこを狙えばミスしない、絶対に入るというような考え方が必要です
考え方①ボールをネットの上のどこを通過させるか?
考え方②自分が打ったボールの頂点をどこにするか?
順番に説明していきます
考え方①ボールをネットの上のどこを通過させるか?
相手が打ってきたボールをなんとなく打ってしまっては相手コートには入りません。しっかり狙って打つという事が大切です。
しっかりと狙って打つといってもどこをしっかり狙って打てば相手のコートに入るのか分かっていなければミスは減りません。
自分の立ち位置からでは台を横から見れません。よって自分が打ったボールをコントロールしようとするとネットの上のどこを通過させるかという事が大切になってきます。
ではどこを通過させると良いのでしょうか?
このようにネットの少し上を狙うとミスが減る可能生が高いです。
この高さを狙おうとしたときに正確に打てれば良いのですが、そうはなかなかいきません。ただ、ネットの少し上を狙うことによって少しの誤差であればある程度は相手のコートに入ってくれます。
また良いボールを打とうとしすぎてネットぎりぎりを狙うよりはネットの少し上を狙って打った方がミスは少なくなります。
ネットの少し上を狙って打った結果、誤差でネットギリギリを通過して相手のコートに入ればそれはそれで良いと思います。
考え方②自分が打ったボールの頂点をどこにするか?
自分が打ったボールをネットの上のどこを通過させるかと共に自分が打ったボールの頂点をどこにするのかということもミスを減らすために大切なことになってきます。
ネットの上の少し上をうまく狙えても相手のコートに入らないことがあります。それは自分が打ったボールが相手のコートに入るような頂点で打っていない場合があります。
例えばこういったことです
このようにネット前に弾道の頂点を作ることができれば必ず入ります。
これがネットの向こう側に頂点があったり、手前過ぎるとミスにつながるということです。
また、短く返すのか長く返すのかによっても頂点の作り方は少し変わってくるでしょう。
このように頂点をコントロールということは自分が打ったボールがどう飛んでいくのか理解できないとうまくいかない場合が多いです。
では次の項目にいきます
「どう打てば狙った場所にボールが飛んでいくか理解できる」
自分が狙ったところにボールをコントロールできないと卓球の試合ではなかなか勝てません。
ではどうしたら狙った場所にボールをコントロールできるのでしょうか?
「レシーブでミスを少なくしよう」という記事でも書いた内容とかぶる部分もありますがもう少し細かく書いていきます。
ボールをコントロールする時に注意するポイントは2つです。
①相手のボールの速さはどれくらいか?
②相手の打ったボールはどれくらい回転がかかっているか?
1つ目は
①相手のボールの速さはどれくらいか?
なぜ「相手のボールの速さがどれくらいなのか」がポイントなのかというと
相手のボールの速さで自分が打ったボールの飛び方が変わるからです。
相手のボールの速さによって自分がどう変えないといけないかというと
という感じになります。
相手がフォア打ちくらいの強さで打ったボールとドライブしてきたボールでは自分が打つ強さ・ラケットの角度が変わります。
もちろん相手が10で打ってきてこちらも10で返すということもあります。が、やはりそれはミスが多くなりやすいです。
また、相手のボールのスピードを利用して返球することができればこちらも楽です。
下回転の場合
下回転で速いサーブが来たときにはその下回転はとてもかかっていると認識することが大切です。下回転は上回転ほど速くありませんが、とても回転がかかっています。
ポイント②でも説明しますが、回転によっても飛んでいく距離が変わるので下回転の速いサーブの場合は速いからどうするというよりは回転による影響でどうすると考えた方が良いでしょう。
ポイント2つ目は
②相手の打ったボールはどれくらい回転がかかっているか?
相手の打ったボールの回転をある程度判断できないと正確に返球することができません。回転には無回転・上回転・下回転・横回転・斜め回転があります。
例えば上回転がかかっている場合は
となります。
相手の回転がかかっていて自分が強く打つ場合と、回転がかかっていて自分が弱く打つ場合ではボールが飛んでいく距離が変わってきます。
下回転の場合も同じく相手の回転、自分が打つ強さで飛んでいく距離が変わります
上回転・下回転の場合は打つ高さと自分が飛ばす方向が重要になってきます。
横回転の場合はどうでしょうか?
上回転・下回転と同じように相手のボールの回転・自分が打つ強さによってボールが飛んでいく距離が変わります。
左右の回転で上下回転の場合と違うところは高さや打つ方向の他に打つ場所が大切というところです。
もし、左回転のサーブを相手がフォアに出してきた場合普通に返すと回転量・自分が強く打つ強さにもよりますが相手のバック側のサイドを切ってミスする可能生が高いです。
それがミドル(真ん中)に返ってきた場合は相手のバック側に入ります。
もちろん自分が打つ強さで飛んでいく方向が変わります。
斜め回転はどうなる?
この斜め回転は上下回転と左右回転の注意ポイントを合わせて考えないといけないので大変です。
右下回転の場合、ラケットはこのように出します。
まとめ
左右の回転や斜め回転の場合はレシーブの際に意識することが多いです。下回転の場合はレシーブの他に相手がカットマンだったり粒高の選手だったりした場合はラリー中にも意識することが必要になります。
・打った時にどこを狙えば入るのかが判断できる
・どう打てば狙った場所にボールが飛んでいくか理解できる
この2点のポイントなどはすぐにできるものではありません。自分が狙ったとおりに打つなどの感覚はやはり練習して身につけるしかありません。
少しずつ練習を重ねミスの少ない選手になり、試合で勝てるように頑張りましょう!!
【卓球】下回転をドライブしよう ~スピードとループドライブを使いこなそう~
自分が下回転サーブを出して相手がツッツキをしてきた時に自分からその下回転を攻撃できると試合を優位に進める事ができる場合があります。
下回転をスマッシュで打てれば良いのですが、なかなか難しいですし安定して相手のコートに入りません。
今回は下回転をドライブする事について解説していきます。
下回転をドライブする事に困っている方、これからドライブを覚える方はこの記事を参考にして練習をしてみて下さい。ドライブを身につけてライバルと差をつけよう!!
ドライブとは
ボールに上回転を加えて打つ技術。
スマッシュよりはボールは遅いがボールに弧線ができる分安定して入ります。
スマッシュの弧線
ドライブのラケットの弧線と飛んでいくボールの弧線
回転をかける感覚を身につけよう
まずドライブを打つにあたって回転をかける感覚を身につける必要があります。回転をかける感覚は今回のようなドライブを習得することに限らずサーブなどにも応用できると思うので是非身につけて下さい
またこのドライブの練習はフォアハンドとバックハンドどちらともやってみましょう!
では回転をかける感覚を身につける練習方法を紹介します。
練習方法①飛んできたボールを上に飛ばして自分でキャッチしてみよう
練習方法②飛んできたボールを斜め上に打ってネットを狙ってみよう
練習方法③スイングをフォアになるべく近づいてドライブにしてみよう
練習方法①飛んできたボールを上に飛ばして自分でキャッチしてみよう
この練習は上回転または下回転を出してもらってそのボールを自分の真上に飛ばしキャッチするという練習です。
ドライブを覚える際に回転をかけたボールを飛ばさないという事が大切になってきます。回転をかけたいのに前に飛んでしまうという選手はこの練習から始めると良いでしょう。
この練習のポイントを説明します。
ポイント①なるべく早くスイングする
ボールを真上に上げる際に早くスイングしないと回転はかかりません。もちろんラケットの面が正しければ早くスイングしなくてもボールは真上に飛びます。
ただ早くスイングをしない場合は最終的にドライブにはならないのでこのポイント①なるべる早くスイングするということはとても大切になってきます。
ポイント②最初は後ろに引くようにスイングしてみよう
ラケット面に注目です!
ラケットがまっすぐだと真上に振ってもボールは前に飛んでしまいます。
ボールを真上に飛ばそうとするならラケット面は少し上を向き引くようにスイングしなければなりません。
これはレシーブについて書いた記事の応用編となります。
このレシーブの記事では「回転に対してどのようなラケット角度にすればボールはまっすぐに飛んでいくか」について書きましたが今回は「自分がどう振ればボールは狙ったところに飛んでいくのか」ということです。
自分がスイングした際にボールはどこへ飛んでいくのかイメージできるようになりましょう!!
練習方法②飛んできたボールを斜め上に打ってネットを狙ってみよう
練習方法①では意図的にボールを真上に飛ばす練習をしましたが、次は少し前に飛ばします。
なぜ真上に飛ばす練習をしてから少し前に飛ばすように練習するかというと、急に前に飛ばすように練習すると回転をかける感覚がなくなりスマッシュになってしまう可能性が高いからです。
回転をかける感覚を残しつつ少しずつ前に飛ばすように練習することが大切です。
ではこの練習方法②のポイントを説明します。
ポイント①練習方法①よりも真上にスイングする。
練習方法①では少し後ろに引くようにスイングしました。その時は真上に飛んだと思いますが、今回は少し前にボールを飛ばしたいので比較的真上にスイングします。
練習方法①のポイント②でも説明したように真上にすることによりボールは斜め上の方向に飛んでいきます。
ポイント②薄くボールに当たるように打ってみよう
サーブに回転をかけようという記事でもありました薄く当てるのと厚く当てることです。
記事内でもあるように薄く当てるように打てるとドライブができるようになります。この薄く当てるという感覚は
空振りをするかしないか
というポイントをスイングできるかどうかです。
この写真だけだと分かりづらいと思うのでボールに当たる前のスイングはこんな感じです。
振り終わりは
こんな感じになります。
ボールに対して斜め下からスイングし、斜め上または真上に振り抜きます。斜めにスイングするので空振りする可能生があるということです。
この空振りするかしないかギリギリのところでボールに当てることができればボールに回転がかかります。
ちなみにバックハンドでは
こんな感じになります
練習方法③スイングをフォアになるべく近づけてドライブにしてみよう
スマッシュもドライブも最後の形はなるべく同じの方が良いです。同じようにスイングすれば良いんだと理解も早くなりますし、同じように振るのでスイングもボールも安定します。
ではポイントを説明します。
ポイント①相手コート深くに入れれるようにしよう
練習方法②でも説明したように少しずつ前に飛ばしていき最終的に相手コート深くに入れれるようにしていきましょう!
ここで大切なのはボールを相手のコートに入れようと思わないでしっかり早くスイングすることです。早くスイングしないとボールに回転がかからずドライブになりません。
スイングスピードを意識して、相手コート深くに入れれるように頑張りましょう!
この練習方法③で打ったのが
「ループドライブ」
と言われる技術です。
「ループドライブ」はボールが遅く回転がかかっているというのが特徴です。
次に「スピードドライブ」について説明します。
ドライブには大きく分けて
「ループドライブ」と「スピードドライブ」の2つに分かれます。
「スピードドライブ」という名前の通り速いドライブです。
「スピードドライブ」を打つポイントは2つあります。
ポイント①まずはスマッシュを打ってみる
ループドライブの練習の時とは逆にスマッシュから入ります。スピードドライブのポイントは早さなのでなるべくスマッシュに近いボールにしたいからです。
ポイント②ボールをとらえるラケット面を厚くから薄くにする
スマッシュはボールを厚くとらえました。それを同じようにスイングして薄くとらえるようにすればドライブになります。
スピードドライブに関してはスマッシュからドライブという手順で練習した方が良いと思います。
ボールを薄くとらえる練習方法
ボールを薄くとらえる練習方法の紹介です。
ヘソティー(ゴルフで使うやつ)やカメラフィルム入れ物の上にボールを置いて、ボールだけを打つ練習です。
ボールを厚くとらえてしまうとボールを支えている物も倒れてしまいます。倒さないように打とうとすると薄くとらえなくてはなりません。
この練習はおすすめです。
まとめ
下回転をドライブできた方がやはり試合では有利になることがあると思います。
できないよりはできた方が良いですよね!
ドライブには「ループドライブ」と「スピードドライブ」があり、これに関してもどちらもできた方が良さそうです。
厚く当てる、薄く当てるということを意識してドライブができるように頑張りましょう!!
【卓球】レシーブでミスを少なくしよう ~ラケット角度でボールをまっすぐ飛ばそう
相手がサーブをしてくる以上こちらはレシーブをしなくてはいけません。
相手のサーブを返すレシーブという技術は卓球の技術の中で1番難しいかもしれません。それは相手が回転やコースそして早さなどを好きなように自由に出してくるからです。
しかもそのレシーブが甘いと相手に強打されてしまいます。
逆にレシーブがしっかりとできれば試合で優位に立てるのは間違いありません。
この難しい技術であるレシーブについて今回は解説していきたいと思います。
これから卓球を始めてレシーブとは何か?という方
レシーブで悩んでいる方は
この記事を参考にして相手のサーブを返せるように頑張りましょう!
ではまずいろいろな回転が返せるようになるにはどうすれば良いのでしょうか、また狙った場所にどうすれば返せるのでしょうか?
解説していきます。
ポイントは3つです
①相手がどんな回転を出してきたのか?
②どれくらいの強さで打ってきたのか?
③ラケットに当てた時にどこへ飛ぶのか?
順番に説明していきます
①相手がどんな回転を出してきたのか?
まず相手がどんな回転を出してきたのか判断をする必要があります。その回転に対してラケットの角度を出すことが大切だからです。
その相手の回転を見極めるにはどうすれば良いのでしょうか?
回転を見極めるポイント①ボールに当たった瞬間のラケット角度を見る
ラケットの角度はボールの回転にとても影響します。ラケットの角度で回転がすぐに判断できるように各ラケット角度でどんな回転がくるのか知っておきましょう!
下回転
上回転
横回転(右)
横回転(左)
特に横回転は横下回転なのか横上回転なのか判断が難しいです。微妙なラケット角度の違いを判断し正確に返すことができるように頑張りましょう!
回転を見極めるポイント②ボールに当たるまでの相手の体・腕の動きを見る
ラケット角度が正確に判断できなくても体や腕の動きで判断できる場合があります。相手のラケット角度を判断するのと同じく下回転を出した時の動きなのか、横回転を出した時の動きなのか判断できるようにしておきましょう。
ラケット角度と同じく横回転の場合は下回転なのか上回転なのか判断が難しい場合があるのでこれも練習が必要です。
②どれくらいの強さで打ってきたのか?
相手のサーブが何回転なのかという判断も大切ですが、どれくらい回転がかかっているのかも認識しなくてはいけません。
自分が思っていたよりも回転がかかっていてレシーブミスをしてしまうことがあると思います。これくらい回転がかかっているからこれくらいのラケット角度でレシーブしようという判断に繋がるのでこの「どれくらいの強さで打ってきたのか?」はとても大切です。
ではどれくらいの強さで打ってきたのか?を判断するにはどうすれば良いのでしょうか?
回転の強さの判断ポイント①ラケットのスイングスピードはどれくらいか?
スイングの早さ=回転の量です。
相手が打った強さを判断できないと回転の量は判断できません。
先ほども書きましたが、相手の回転の量で自分のラケットの角度は変わります。
ただ、ラケットのスピードだけを見ても判断できない場合があります。それは相手のラケットの角度です。
回転の強さの判断ポイント②ラケット角度はどうか?
相手のスイングが早くても回転がかかっていない場合があります。それは相手のラケットの角度が違う場合です。
例えばこの写真のようなラケット角度でスイングが速い場合は回転がかかっている可能性がかなり高いです。
逆にこのラケットの角度なら先ほどのラケット角度よりは回転はかかっていなさそうです。微妙な差かもしれませんが少しの差で回転量は変わってきます
このようにスイングスピードとラケットの角度で回転を判断すると良いと言えます。
ラケットの角度を判断することも大切です。ただ、基本的にはスイングは早いので正確に判断するのは難しいでしょう。
なので、これくらいだろうと大体で判断していきましょう。
③ラケットに当てた時にどこへ飛ぶのか?
相手のサーブが何回転なのか?どれくらい回転がかかっているのかが判断できれば後は自分がどうすれば狙った場所に返せるのかを考えるだけです。
自分が打ったボールがどこへ飛ぶのか理解できていないとその後の展開で優位にラリーを進めることができません。
どうすれば自分が打ったボールをコントロールできるのでしょうか?
ポイント①回転の種類・回転量に対して適切なラケット角度が分かっていますか?
上回転に対してのラケットの角度と飛び方
下回転に対してのラケットの角度と飛び方
横回転(右)に対してのラケットの角度と飛び方
横回転(左)に対してのラケットの角度と飛び方
自分が打ったボールがまっすぐに飛ぶようなラケットの角度を知っておくことは大切です。
強い回転ならラケットの面はより大きく動かさないといけません。「これくらい回転がかかっている」という判断をした結果「これくらいのラケットの角度にする」などラケットの角度を変えることによって変えた分のボールの飛び方を練習しながら理解することが大切です。
ポイント②自分が打つ強さでも飛び方が変わります
いろんな回転に対して自分のラケットの角度を正確に出すことはとても大切です。しかし、自分が打つ強さでもボールの飛び方は変わります。
自分のラケットの出し方が弱いともちろんボールは飛ばないので相手のコートに入れようとするときに出し方が強い時と比べるとラケット角度は少し変わってきます。
この3つのポイントを意識して練習すれば相手がどんな回転でどんな強さでそしてこちらはどうすれば良いのかが判断できるようになってきます。最初は難しいかも知れませんが少しずつできるようにコツコツ頑張っていきましょう!
次に早さです。回転が分かるんだけれど早さについていけなくてなかなか返せないという選手もいると思います。
早いサーブの見極めそしてそれを返すようにするためにはどうすれば良いのでしょうか?
早いサーブのレシーブをしよう!
早いサーブで上回転ならば自分がラケットを振らなくてもボールは反発して飛んでいきます。なので早いサーブをレシーブする時は
飛んでいかないようにする工夫
が必要です。
相手のサーブが早いのに自分も早く振ってしまうとボールは飛んでいってしまいます。ただ、早いサーブを早いボールでレシーブしたいのならこちらも早くラケットを振らないといけません。
その時に注意するポイントはやはり「ラケットの角度です」
ポイント③ラケットに当てた時どこへ飛ぶのかで説明したようにラケット角度は重要です。
まとめ
今回説明したポイントは
・相手サーブの回転の種類によってラケットの角度が変わる
・回転量によってもラケット角度を変わる
・相手サーブの早さでラケットの角度は変わる
・自分が打った強さでもラケットの角度は変わる
でした
たくさんポイントを説明しましたが、レシーブはとてもたくさん意識しなければならないポイントがあります。
相手の回転量や早さまたラケット角度そして自分のラケット角度やボールに当てる時の早さなど同時に解決しようとしてもそれはなかなかできません。
ひとつひとつをクリアしていくつもりでやっていくと良いでしょう!
また、相手が打ったサーブの回転が判断できても自分のラケットがその回転に対して正しい面がでないといけません。自分のラケットの面を自由自在に出せるようにもしておくことが大切です。
試合で勝つためにはとても重要な技術であるレシーブ。このレシーブの感覚はドライブやツッツキ・スマッシュにも応用できると思います。
レシーブがうまくなるそして試合で勝てるようにたくさんのポイントではありますが頑張っていきましょう!!